SHOEI NEWS2017年 11月号 Vol.213

CONTENTS

商況案内

2017年産 カリフォルニア・アーモンド市況

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 カリフォルニア現地時間の10月11日に9月末締めのアーモンドポジションレポートが発表されました。
9月末時点での収穫量は、昨年よりも収穫が2週間程遅れていることから8億44百万ポンド(前年比85.2%)に留まっていますが、10月以降の受入数量は前年を上回るものと思われ、最終収穫量は22億ポンド(998,000トン)程度(前年比101%)となる見込みです。
 また、9月単月の総出荷量は191百万ポンドで、こちらも収穫の遅れにより前年の202百万ポンドに対し減少(94.5%)しています。
 しかしながら、出荷待ちの貨物が多いこともあり、現地在庫の成約済み未出荷数量は9月末の累計で722百万ポンド(112.9%)となっており、出荷量と成約数量の合計は10億81百万ポンド(前年比106.9%)と、昨年よりも成約ペースは早い状況です。
 9月単月の成約数量は235百万ポンドと少なめでしたが、これは、2017年産の収穫が進むに連れ、主要品種ノンパレルの作柄に対する懸念が強まり、パッカーからのオファーが取りづらくなったことが少なからず影響しているものと思われます。ノンパレル種は全品種の内、約40%の生産量を占めている品種で、2017年産はNASS(米国農業統計局)の最終収穫予想において、前年に対し10.7%の増産が予想されています。しかしながら、冬場から開花時期にかけての断続的な降雨と、生育期前半の低温による実の成長の遅れなどから適切な時期に農薬を散布できず、また、6月以降に続いた熱波も影響して虫害や未熟果が昨年よりも1%程度多くみられるようです。こうした情報が各農園から報告されるにつれ価格提示は控えめとなり、現地相場は9月単月でポンド当たり15から20セント程度値上がりしましたが、10月中旬以降は引き合いが減り、現地相場は5セント程度の値下がりをみせるなど方向感がつかみにくい状況となっています。今後の相場を見極めるには、11月9日に発表される10月末締めのポジションレポートの内容に注目が集まりますが、世界的に見てもアーモンドへの需要の落ち込みは見られないことから、今後も価格は堅調に推移していくものと思われます。

2017年産 カリフォルニアクルミ・プルーン収穫状況

収穫量は昨年の減産から回復し105,000ショートトンの収穫見込み

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 2017年産カリフォルニアプルーンは、例年と同様に8月10日前後から収穫が始まり、9月中旬までに終了しました。今季のカリフォルニアは6月に華氏100°(摂氏約38°)を超える熱波に見舞われた影響からか、糖度は例年よりも低めでやや小粒傾向となりましたが、収穫量は昨年の減産から回復し105,000ショートトン(以下ST)の収穫見込み(カリフォルニア農業統計局より6月2日付にて発表)となっています。
カリフォルニアプルーン協会が8月31日に発表した2017年7月31日締めの集荷量・出荷量等の統計によりますと、2017/2018シーズン(2017年8月1日~2018年7月31日)への繰越在庫は52,240STとなっています。これに2017年産の収穫見込みである105,000STを加えると、総供給量は157,240ST(前年比約26%増)となります。
 2013年以降の値上がりによって出荷量は少しずつ減少しており、2016/2017シーズンの出荷量は、前年比約10%減となる73,086STとなりました。2017/2018シーズンの出荷量を前年並みとした場合、2018年7月31日の期末在庫は84,154STとなり、2017年7月31日比で64%増となり、供給は少しずつ回復に向かう見通しです。
 弊社では、ピッテッド(種抜き)プルーンの他、プルーンピューレやダイスドプルーン、プルーンビッツなどの加工品も自社工場製造にて取扱いしておりますので、是非この機会にご検討下さいますようお願い申し上げます。

2017年産 中国グリーンレーズン市況

昨年の収穫量に対し約20%程度の減産

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 中国産グリーンレーズンは、10月中旬から下旬にかけて乾燥が終了いたします。
 弊社取扱いのグリーンレーズンは、日中の最高気温が45℃以上になる高温地帯でレンガ造りの風通しの良い乾燥庫にて日陰干しすることで、緑色が残ったレーズンとなります。 その中からも特に緑色が鮮やかなものを厳選しています。
 今年は、中国産レーズンの不作の年となり、昨年の収穫量18万トンに対し、今年は14万トン以下の予想となっています。更に、今年は中国人バイヤーによるグリーンレーズンの大量の買占めが行なわれているようです。収穫量の減少、買占め、現地人件費の上昇により、現地オファー価格は前年比約10%程度の上昇をしています。
 ただし、品質面では天候に恵まれうどん粉病など大きな被害の発生がなく、良質なグリーンレーズンになっているとの情報です。
 弊社では、中国関連工場「青島秀愛食品」で選別を行ない、安全、安心、品質重視のグリーンレーズンを用意しております。今後とも弊社の「グリーンレーズン手選別Q12kg」をご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

2017年産 カリフォルニアクルミ、レーズンの現地相場高騰

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 2017年産USクルミの最終収穫予想は、殻付ベースで650,000ショートトン(以下ST)と前年の生産実績に対し95%となっており、7月末に発表された第一次予想数量699,000ST)から大幅に下方修正されています。これに加え、冬場の記録的な降雨による木へのダメージと、夏場の連続した熱波による影響で、ダークカラーや未熟果の比率が高まっており、特に早生品種においては、その影響が顕著に出ているとの情報があります。また、ライトカラーの比率が高く、ノンチャンドラーLHPの原料として使用されることの多い中生品種のチュラーレ種もダークカラーの比率が高く、ハワード種においては、昨年に比べ小粒のサイズの比率が約2倍になっているとの情報もあり、ハーフサイズの供給不足が懸念されています。このため、従来はチャンドラー種以外のライトカラーを買い付けていた各国バイヤーが、チャンドラー種へシフトしてくる可能性が出てきています。
 こうした背景を受け、現地パッカーとしてもオファー価格の提示には慎重な姿勢となっており、直近の現地相場はLHPで、US$4.20/LBを超えるレベルまで急騰し、昨年同時期比で45%程値上がりしています。今後のチャンドラー種の収穫状況にもよりますが、ライトカラーの供給面の不安を払拭できる情報は現在のところ聞こえてきておらず、現地としても強気の姿勢を継続していくものと推察されます。
 また、2017年産カリフォルニアレーズンも6月以降に続いた熱波で木がストレスを受けたことや、ここ数年続いていた冬場の干ばつから一転し、昨年末からの十分な降雨にあったことで、木が環境の変化に対応しきれなかった可能性もあると言われており、例年より糖度の上昇が遅く、収穫も10日から2週間遅いスタートとなりました。
 2017年産の収穫量はナッツ類への転作が依然続いており栽培面積が減少していることや、バンチカウント(木1本あたりのぶどうの房の数)が例年よりも少ないことが影響し、現地パッカーの情報では220,000~250,000STと言われています。また、前年からの繰り越し在庫は120,000STで、総供給量は最大で370,000STと、過去3年の平均と比較して約17%相当の減少となる見通しです。加えて、乾燥期間中の9月11日と22日に主要産地のフレズノ地区が降雨に見舞われたことで乾燥中のレーズンに少なからず被害が発生し、例年よりも品質の悪化が懸念されています。
 このため、現地側もここ数年間見られなかった消極・慎重姿勢となり、10月中旬に決定した2017年産のフィールドプライス(農家からパッカーへの原料売渡価格)も、前年に対し60%以上の値上がりとなりました。
 フィールドプライスの決定を受け、複数の現地パッカーから新物価格が提示され始めていますが、中には原料レーズンの供給にフィールドプライス以上のプレミアムを求める農家もおり、パッカーのオファー価格はフィールドプライスの上げ幅以上に高騰しています。今後は高値による需要減も予想されますが、前述の通り供給面での不安が多いことから、今期の現地相場は高値推移になるものと思われます。

2017年産 フィリピン産ココナッツ市況

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 弊社取扱いのフィリピン産ココナッツは一年を通して収穫されますが、今年は未だココナッツ生産地域を直撃するような台風は発生しておらず、天候も良好であることから現地も安定的な生産を行なっています。
 一昨年のエルニーニョの影響から、昨年はフィリピンココナッツ生産量も大幅に落ち込みましたが、今年に入り徐々に回復傾向で、ヤシ油原料でもあるフィリピンコプラの生産量は1月~9月累計で1,370千トンと前年比107%となりました。
 一方で、ココナッツ相場の指標となるヤシ油の直近価格は約USD1,600/メトリックトン前後と、依然として高い水準で推移しています。これは、ヤシ油と同じラウリン系油脂であるパーム核油が予想を下回る生産高であったことが要因とみられています。

海外視察レポート ~柏葉の産地~

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 弊社の真空柏葉は毎年5月中旬~下旬に中国遼寧省及び河北省の山間部に自生している柏の木から採取し、遼寧省の専用協力工場で6月下旬から生産を開始します。
 工場が位置するのは、河北省北側の遼寧省に入った所にある加碑岩という地区で、国土が広い中国では現地の人でも知っている人は少ない小さな村ですが、車で少し走ると万里の長城跡や岩山など水墨画の世界のような風景が見られる風光明媚な地域です。
 北京経由で訪問する際に通過する(河北省と遼寧省の)省境には秦皇島という観光地があり、夏場には避暑地として多くの人が訪れます。
 市南部の海沿いには山海関と称される万里の長城の一部である要塞があり、渤海湾に突き出た老龍頭と呼ばれる城壁は万里の長城の東端とされていた場所で、中国の長い歴史に触れることが出来ます。
 中国では柏葉を食材として使用することは少ないようですが、地域によっては餅や餃子の中身を巻くなど日本に近い使われ方もあるようです。
 弊社では採集された柏の原料葉は塩漬けにした後、ボイル工程を経て一枚一枚の葉を洗浄して異物等を除去し、色調、形状、サイズについて徹底した選別を行なって製品化しています。弊社専用工場において厳しい管理基準に基づいて製造された安全・安心な商品で、茶色と緑色の葉を各サイズ用意しております。

商品案内

ココナッツフラワー、ココナッツシュガー

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■ココナッツフラワー Coconut flour
 ココナッツフラワーとは、デシケートココナッツから油分を抽出、粉末状に粉砕したものです。「フラワー」は花ではなく、英語で小麦粉を意味する「flour」です。ココナッツ特有の香味があることが特長です。小麦粉の代替え品として幅広く様々な料理にご使用いただけます。家庭内で主流に使う薄力粉・強力粉と比較し食物繊維が高く、糖類の含有率が低い(※)商品となっております。
(※)日本分析センター及び食品分析データベースより比較した結果です。

■ココナッツシュガー Coconut sugar
 ココナッツシュガーは、ココナッツの花の芽から採取した蜜を煮詰め、乾燥させ、粉末化したものです。ココナッツの香りはしませんが、黒糖のようなコクがあることが特長です。
 ココナッツシュガーはショ糖と比較し、GI値(※1)が1/2程(※2)と低く、近年、注目されている低GI食品の一つとなっています。砂糖類の代替え品として、製菓・製パン・料理・ドリンクなどにも幅広くご使用いただけます。
(※1)GI値とは血糖値の上昇率を表す指標。ブドウ糖を摂った後の血糖値上昇率を100として示す。
(※2)ココナッツシュガーのGI値は35(フィリピン国立食品栄養研究所より)

 その他ココナッツの加工品としてデシケートココナッツ(ロングシュレッド、ミディアム、ファイン、エキストラファイン)、クリーム、ペースト、ミルク、パウダー、オイル、トーストココナッツ、スイート&トーストココナッツをご用意しておりますので、詳細は営業担当者までご連絡くださいますようお願い申しあげます。

タスマニアクルミ、アーモンドプードルAUS

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■タスマニアクルミ 新規取り扱い開始!
 オーストラリアで生産されるクルミの約90%は、本土の東海岸よりやや内陸に入ったニューサウスウェールズ州にて栽培され、残りの10%がタスマニア州となっていることから、生産量の面からも非常に希少価値の高い原料となります。
 タスマニアクルミは、本土に比べ寒冷な気候で栽培されるため、成熟までに時間がかかります。そのため、本土の収穫時期(3月)の3週間後に収穫が開始されます。タスマニア州で栽培される品種としては、日本でも人気の高いチャンドラー種、ハワード種、ララ種(ヨーロッパ原産の品種)となります。寒冷な気候で緩やかに成熟することで、US産のクルミに比べ甘味を含んだ味わいが特長です。

■アーモンドプードルAUS
 弊社では、オーストラリア産の皮付アーモンドホールを筑波乳業株式会社玉里ナッツ工場で脱皮、粉砕した「アーモンドプードル皮無100% AUS」をご用意しております。
 米国産原料を使用したものと同様、「新鮮な国内脱皮」「日本の厳格な品質管理下での製造」という弊社アーモンドプードルのコンセプトはそのままに、価格メリットだけでなく、産地 リスクの分散や収穫時期の違いによる鮮度メリット(半年ごとの産地切り替えで常に新鮮な原料調達が可能)もございますので、何卒ご使用をご検討ください。
詳細は、弊社営業担当者までお問い合わせください。

フルーツマジックドルチェ 新フレーバー発売

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牛乳を混ぜるだけで簡単に美味しいデザートが作れるドルチェシリーズに新たに抹茶風味、キャラメルプリン風味、ブルーベリー味を発売いたしました。
フルーツマジックドルチェは牛乳またはその他 飲用乳を入れて混ぜるだけで簡単にできあがり!!
フルーツソース、ナタデココ、タピオカ等をトッピングすれば、デザートのメニューの幅が広がります。
また、ホテル、レストラン他、病院、老健施設でもご利用いただけます。

ピーカンナッツ 抹茶掛け・ピーカンナッツ 苺掛け

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 弊社のロングセラー商品のピーカンナッツココア掛け・キャラメル掛けの姉妹品としてピーカン 抹茶掛け、ピーカン苺掛けを新発売いたします。キャンディングフライピーカンのさくっと食感と“ストロベリー+ホワイトチョコ”、“抹茶+ホワイトチョコ”の相性は抜群です。

■ピーカンナッツ 抹茶掛け 2kg
キャンディングフライしたピーカンナッツにホワイトチョコを掛け、仕上げに愛知県産の抹茶を掛けました。和風なテイストをお楽しみください。

■ピーカンナッツ 苺掛け 2kg
キャンディングフライしたピーカンナッツにホワイトチョコを掛け、仕上げにフリーズドライのストロベリーパウダーを掛けました。
苺の酸味とホワイトチョコのマッチングをお楽しみください。

食塩不使用ミックスナッツ 低糖質タイプ 90g、ミックスナッツ・うすしお 190g

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■SUN-RISE食塩不使用ミックスナッツ 低糖質タイプ 90g
 近年、食品に含まれる「糖質」を制限することに注目されております。
 糖質は炭水化物に含まれるもので、エネルギー源となる栄養素ですが、血糖値を上げたり、肥満の原因にもなりえるものであるためで、健康維持やダイエットのために糖質を制限した食事や、糖質含有量の低い食品の市場が伸長しております。
 「糖質オフ」や「ロカボ」といったキーワードの商品は減塩商品同様、販売金額・アイテム共に増加しております。代表的な商品は発泡酒でしたが、現在では原料が小麦であるパンや、プリンなどのスイーツにも広がっております。このことからも消費者が日常的に糖質に気を付けた食生活を意識していることが推察されます。そこで、こうした「低糖質」志向を意識した、ミックスナッツを発売いたします。
 カシューナッツを加えた4種ミックスナッツよりも糖質が約55%低く、おやつや間食に【おいしく・手軽に】お召し上がりいただけます。

<商品特長>
・ナッツの中でも糖質含有量の低い素材を選びました。クルミ、マカダミアナッツ、アーモンドの3種類をミックスしております。
・食塩不使用で香ばしく焼き上げました。
・おやつや間食に、そのままお召し上がりください。
・保管に便利なチャック付きです。

■SUN-RISE ミックスナッツ・うすしお 190g
 ナッツは健康志向の強いユーザーが増えたことで「食塩不使用」を中心に市場が拡大してまいりましたが味付きのナッツのユーザーは常に一定数を確保していることから、やはりおつまみやスナックとしてナッツを召し上がる方は変わらず存在していることがわかります。
 しかし、消費者が健康を意識する傾向は今後ますます強くなっていくことが予想されます。  
かねてより「減塩」は健康維持のために必要とされておりましたが、こうした動きは顕著に市場にも表れており、実際に2015年1月1日以降に発売された「減塩」商品は販売金額・アイテム共に増加しております。アイテムもしょう油やみそ、梅干し、手軽なインスタントスープといった定番品から、パンや珍味等様々な商品で品揃えされております。
 そこで、こうしたナッツの市場規模、そして今後益々高まりを見せるであろう「減塩」志向を踏まえ、減塩タイプのミックスナッツを発売いたします。

<商品特長>
・おいしさはそのままに、塩分を50%カットしました。
・アーモンド、カシューナッツ、クルミ、マカダミアナッツ4種類をミックスしております。
・長崎県・五島灘の海水塩を使用しています。
・おやつやおつまみに、そのままお召し上がりください。
・保管に便利なチャック付きです。

正栄だより

ジャパンケーキショー2017 開催される

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 ジャパンケーキショ―2017が10月16日(月)~18日(水)東京都立産業貿易センター台東館で開催され、三日間で約19,000名が来場しました。日本最大の洋菓子コンテストで、会場には日本全国、およびアジアから集まった洋菓子作品約2,000点が展示され、今年はフランス パリで翌年開催される「ワールドチョコレートマスターズ2018」の国内予選大会が会場で行なわれました。
 弊社は出展企業ブースコーナーにて、製菓材料の展示を行ないました。全国の製菓学校の学生をはじめ、洋菓子店経営者、その他関連企業の方々が来場し、中国や台湾などアジア各国のお客様も多くみられました。普段はなかなか出来ない栗製品の食べ比べや、新商品のピーカンナッツ苺掛け、抹茶掛けなどが大変好評でした。
 会場に来ていただいた皆様、ありがとうございました。

Sweets News

シューキャラメル、クロッカンザマンド

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 アーモンドを活用した、「シューキャラメル」と「クロッカンザマンド」を紹介します。2つの商品に、材料を応用することで、ロスを極力抑え、効率的に仕事が出来るよう工夫しています。活用した商品は、生アーモンド8割皮無です。
 「シューキャラメル」に使うシュー皮に、生アーモンド8割皮無をたっぷりふりかけます。焼成後、カットし、クレーム・パティシエール(カスタードクリーム)と、キャラメルソースを絞ります。
 その上に生アーモンド8割皮無を使って作ったヌガティーヌを表面が隠れるくらいのせ、キャラメル入りのクリームを絞ります。
 クリームの滑らかさと、ヌガティーヌやアーモンドのガリガリ感の食感の対比や、キャラメルクリームの苦味と、アーモンドヌガティーヌの甘味の対比がポイントです。
 また、生アーモンド8割皮無は、シュー皮を作るだけでなく「クロッカンザマンド」にも活用しています。あらかじめメレンゲに混ぜて天板に流し冷凍しておき、必要なときにカットして焼成すれば、その都度焼き立ての商品を出すことが出来ます。
 当店では、アーモンドはホールからプードル、スライス、パウダー、ダイスカットまで、様々な形状のものを使っていますが、それぞれの商品に適したものを選んで使っています。例えば、マカロンには、ホールアーモンドを挽いて作った自家製アーモンドプードルと既成のアーモンドプードルを半分ずつブレンドして使います。アーモンドが主役の焼き菓子、マドレーヌには、自家挽きのアーモンドプードルのみを使っています。挽きたてのアーモンドプードルが混ざることで香りがより豊かになります。
 アーモンドの種類によって、香りや味わいなどはさまざまですが、カリフォルニア産のアーモンドは、アーモンド自体の味がしっかりしつつ、他に合わせる食材の味もマスキングすることなく、互いに味をひきたてます。手に入りやすい素材で活用しやすく、当店では生菓子から焼き菓子まで幅広く使用しています。商品開発は、味はもちろん、作業性、販売方法、最終的にお客様が食べるシーンなど、あらゆる要素を想定したうえで考えるようにしています。

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