SHOEI NEWS2019年 1月号 Vol.227

CONTENTS

年頭ご挨拶

年頭にあたり

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新年明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、つつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年を振り返りますと、国内経済は企業業績が堅調に推移いたしましたが、台風や地震など自然災害が相次ぎ、人手不足は更に激しさを増しており、物流費の値上げも懸念される状況となっております。世界的には米国と中国を中心とした関税引上げなどの貿易摩擦のリスクが高まる一方、新興国の景気減速、英国のEU離脱などの地政学リスクも懸念され世界経済は不透明感を強めております。

海外食材の分野では、産地の天候変化による作柄の変動や新興国での需要の増加から、商品の安定供給の重要性が一層増しております。貿易分野ではTPP11や日欧EPAが具体化し、米国との2国間の物品貿易協定(TAG)に関する交渉も行なわれております。

食品業界におきましては、昨年6月に15年振りとなる食品衛生法の改正が公布され、HACCPに基づく衛生管理は公布から2年以内に施行されます。施行からさらに1年間の猶予期間が設けられておりますが、HACCP導入に当たっては、早めの準備が必要であり企業内の組織としての対応や人的コストの増加など、当業界の重要課題となっております。

こうした様々な課題のある中、無事に新しい年を迎えることができましたことは、ひとえにお取引先さま各位のご支援の賜物と心より御礼申し上げます。

弊社グループでは、昨年、商品本部と生産本部を新設し、海外の仕入先の多様化や商品ラインアップの充実と市場ニーズにあわせた商品開発力の強化とともに、生産子会社における製造設備の新設を目指した取り組みを進めております。また、CSR推進事務局を設置し、社会と共存する企業グループを目指しております。

このような施策を通して、今後も食材の専門商社・食品メーカーとして、各分野でお取引先さまのお役に立てる企業を目指してまいりますので、本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

商況案内

2018年産カリフォルニア・レーズン市況

フィールドプライス交渉は、$2,150/ショートトンで決着

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2018年産カリフォルニアレーズンは、収穫見込みが240,000~260,000ショートトン(以下ST)とカリフォルニアレーズン協会より発表され、繰越在庫約80,000STを含めた総供給量は320,000~340,000STとなる見通しです。
2018年クロップの収穫・乾燥が終了しました。7月上旬以降、日中の気温が40℃を超える日が続きましたが、夜間は25℃前後へ気温が下がり、ブドウの生育は比較的良好に推移しました。10月初旬に産地であるフレズノ地区で降雨がありましたが、レーズンへの影響は軽微で、品質は良好と言われています。
2018年産のフィールドプライス交渉は、前年比$350/ST値上げとなる$2,150/STで決着しました。しかしながら、前年は農家がプレミアム価格を求め、実勢相場は$2,100~$2,200/STだったと言われており、$350/STの上げ幅は、直近のオファー価格へ反映されておりません。
一方で、カリフォルニアレーズンの出荷量は、前年度から続く減少傾向に歯止めが掛からず、2018/2019年度の累計4ヶ月(8~11月)の出荷量は、米国内向け(カナダも含む)が前年同期比70%、輸出向けが同51%、国内販売と輸出の合計で同63%と大幅に減少しています。
この状況を反映して、相場は軟調になりつつあり、2018年春頃には$1.70~1.80/LB程度だったスタンダードグレードのレーズンのオファー価格は、$1.50/LB台へ落ち着いています。
また、世界のレーズン二大産地のもう一方であるトルコレーズンは、2018年産の収穫見込が260,000~280,000トン程度と言われています。暖冬の影響により、最近2年の300,000トン以上の収穫量からは減少となる模様です。
トルコレーズンの新物価格は出始めており、カリフォルニアレーズンよりも安いオファー価格でスタートしましたが、堅調な需要を背景に、相場は上げ基調となっており、カリフォルニア産との価格差は縮まっています。
カリフォルニア・トルコ共に、今後の相場動向が注目されます。

2018年産トルコ・レーズン市況

公式収穫予想は260,000メトリックトンと発表

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2017年産の当初収穫見込みは310,000メトリックトン(以下MT)でしたが、最終的な集荷量は340,000~350,000MTであったと言われています。
カリフォルニア産の大減産によって世界中から引き合が殺到し、新年度への繰越在庫は例年とほぼ同量しか残らないと言われています。
2018年産は、公式収穫予想は260,000MTと発表されていました。収穫直前の情報ですと230,000MT程度と減産見込情報が出ましたが、直近では260,000~280,000MTとの見方が大勢です。それでも前年と比べ大幅な減産となり、暖冬によりぶどうの木が十分な休息を取れなかったことが原因と思われます。
カリフォルニア産の減産によりトンプソン(黒)タイプの需要が増え、2018年産はトンプソンタイプの生産(乾燥方法)量が増える見通しで、カリフォルニア産との競争に拍車が掛かると思われます。

2018年産オーストラリア・マカデミアナッツ市況

最終収穫量49,300トン(殻付きベース)、予想を上回る結果

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オーストラリアマカデミア協会は、11月末に2018年オーストラリア産マカデミアナッツの最終収穫量を49,300トン(殻付ベース)と発表しました。3月に発表された第一次予想数量47,600トンに比べて、1,700トン多く(約3%増)過去最高の収穫量となりました。
同協会によりますと、収穫期間に天候不順などの影響もなく、収穫に適した天候環境であったことが寄与しているとのことです。また今クロップの増産理由として、前年度からより多くの農家で農園管理上における持続的な投資を行なった結果、土壌や木々の生育状態が農園全体で改善し、予想よりも多い収穫量と高品質な実を収穫することが出来ました。
しかしながら、現地相場につきましては、収穫量が過去最高を記録したことにもかかわらず、今年3月のオープニング時と同じく、依然高値で推移しています。
中国による豪州産殻付マカデミアの買い付けは昨年ほど旺盛では無くなったとの業界筋の情報もありますが、中国(香港含む)では殻付の他に、むき実の消費量も年々増えており、輸入量が年間3,000トンを超えることが多くなっている状況です。
また、欧米諸国の他、中国以外のアジア諸国や中東などでもむき実の消費量が引き続き堅調です。そのため、昨年に続き現地のフリー在庫は残っておらず、現地から買い付けを行なうことは困難となっています。
2019年産の状況につきましては、今年9月の開花、10月の結実ともに順調に進んでいましたが、11月下旬から12月上旬まで2大産地北部のクイーンズランド州では記録的な雨不足となり、連日の暑さで一部の地域では干ばつの被害を受けているため、作柄に影響を与えるのではないかと業界筋では懸念を示す声も聞かれます。
一方で近年、急激な消費増により、相場に大きな影響を与えてきた中国は、2017年自国で約15,000トン(殻付ベース)が収穫され、今年は20,000トンを超える見込みです。
今後中国産の収穫量が更に増えることにより、これまで続いてきた海外からの積極的な買い付けが落ち着くのではないかと思われ、長期的にはマカデミアナッツ相場が軟調となることが期待されています。

2018年産柏葉市況

作柄は天候に恵まれ平年作、例年通りの仕上がり。ほぼ前年並みに価格推移

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2018年産の柏葉の作柄は天候に恵まれ、昨年のような強風による傷、成長期の水不足などもなく平年作となり、製品については例年通りの仕上がりになっています。
 また、産地の状況については、年々柏葉を収穫する農民は減少していますが、原料葉の購入価格、副原材料、燃料価格などはほぼ前年並みに価格推移しています。
しかし、人件費の値上げおよび環境問題対策として大気汚染対策設備投資等がコストアップの要因となっており、今後も大気汚染対策、排水処理対策等の環境問題規制強化が予想され継続的なコスト変動要因となっています。
 ここ数年の傾向としてSサイズ、SSサイズの需要が多くなっているため、特に小さいサイズに関しましては、早めの手当てをおすすめいたします。
 弊社の真空柏葉は中国遼寧省、河北省の山々に自生している柏葉を採り、弊社協力工場で一枚一枚の葉を洗浄して異物除去、サイズ・色調、形状等について徹底した選別を行ない、製品化しています。厳しい管理基準に基づいて製造された安全・安心な商品で、茶色と緑色の葉を各サイズご用意しております。
詳細につきましては弊社の営業担当者までお問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。

商品案内

焼き栗ペーストのご案内

世界でも有数の栗の産地であるイタリア栗と昔から日本人になじみ深い和栗を使用した“焼き栗ペースト”を発売いたします。
どちらも栗と砂糖のみで、一般的なマロンペーストよりも低糖度に仕上げることで、しっかりとした焼きの風味を感じられるペーストに仕上げました。

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■ 焼き栗ペースト(イタリア)
“イタリア栗”を焼成することで生まれる、ほのかな苦みが栗本来の甘みと調和し、まろやかで香ばしく仕上げました。

■ 焼き栗ペースト(和栗)
繊細で上品な風味の“和栗”は食べた瞬間に焼き栗の香ばしい風味とほっくりとした食感が口の中に広がり、秋らしさを感じるマロンペーストです。

< 用 途 >
 定番のモンブランケーキはもちろん、パイやマドレーヌ、フィナンシェなどの焼き菓子などにご使用いただけます。
また、寒くなってきた時期に秋らしさを感じられる焼き栗のポタージュなどもおすすめです。

サンプル、リーフレット等をご用意しておりますので、弊社営業担当者までお問い合わせいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

ツクバ コンデンスミックス

<筑波乳業株式会社>

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国内生乳の生産、乳製品生産量が長期的に減少傾向になってきております。そこで、国内の練乳市場の販売を強化するために、筑波乳業株式会社は豪州ブランコート社製造の練乳調製品“ツクバ コンデンスミックス”の輸入販売を開始いたしました。
オーストラリア産生乳を使用した風味豊かな練乳調製品は加糖練乳の代替品として、製菓・製パンを始め、飲料、冷菓、デザートの風味付けにご利用いただけます。


< 特 長 >

■ 常温・長期保存が可能
賞味期限12ヶ月(製造後)
直射日光・高温多湿を避けて、外気温を超えない温度で保存してください。

■ 生乳使用
オーストラリア産生乳を主要原料とし、加糖練乳同様の豊かなコク味・乳味感があります。

■ 国内乳業メーカー直輸入
生産メーカー品質検査に加えて国内で詳細な自主検査を実施。
国内乳業メーカーの厳しい基準でチェックし管理しています。

■ 金属缶フリー・ 小型包装
内装アルミピロー個装で切粉の心配がありません。扱いやすい使い切りサイズ。

■ 安定供給・コストメリット
国内の乳不足状況に対応。加糖練乳の代替品として、より安価に使用できます。

■ 添加物不使用
食品添加物を使用していません。

クリーミーアップパウダー

<筑波乳業株式会社>

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国内の乳脂肪(牛乳・乳製品等)が不足傾向の中、全脂粉乳やクリームの代替えとして安定供給可能な“クリーミーアップパウダー”を発売いたします。輸入原料と筑波乳業株式会社の技術を活用した乳脂肪70%の高脂肪パウダーとなります。
クリームチーズを主原料にしており、芳醇なクリーム風味が特長です。


< 特 長 >

■ 乳風味アップ
ナチュラルチーズを配合して乳風味・乳感がアップしました。※弊社同類品比較

■ 乳化剤不使用・溶解性あり
乳化剤は使用しておりません。また、一般的な粉乳類と同様の溶解性を持ち、工場での仕込みにも適しています。

■ 濃厚感
乳脂肪が高く少量の添加でコク味・濃厚感が付与できます。※全粉乳と比較

■ 食品添加物表示不要
乳化剤を配合しておらず、ユーザー商品での食品添加物の表示は不要となります。


< 用 途 > 
様々なカテゴリーでご利用いただけます。

ストロベリー製品のご案内

冬から春にかけて一番人気のあるストロベリー製品を弊社ではドライ品、冷凍品、ピューレ、フィリング、チョコレート、フードサービス用デザート等、数多く取り揃えておりますのでご紹介いたします。

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■フードサービス用デザート

・冷凍イチゴソース
韓国産フレッシュイチゴを使用し非加熱加工でソースにしております。適度な酸味とイチゴ本来の風味が生きています。(スライス果肉入り)
パフェ、アイス、パンケーキ、ヨーグルト等トッピングソースとして幅広くご使用いただけます。

・ドルチェ
冷えた牛乳またはその他飲用乳を加えて混ぜるだけで簡単に作れるデザートベースです。バイキング向け商材として最適です。

・FMDデザートゼリー
袋から出すだけ!簡単に提供できる出来合いのゼリーです。
バイキングの一品、パフェなどの土台等、幅広くご使用いただけます。




正栄だより

スーパーマーケット・トレードショー2019のご案内

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スーパーマーケット・トレードショーは、スーパーマーケットを中心とする食品流通業界に最新情報を発信する商談展示会です。全国のスーパーマーケットを中心とした小売業をはじめ、卸・商社、中食、外食、海外などから多数のバイヤーにご来場いただいており、出展者の新たな販路やビジネスチャンスにつながる場として、今回で53回目の開催となります。
小売・中食・外食業界それぞれの来場者・出展者が、相互に交流や情報交換を行うことで、新たな販路やビジネスチャンスを創出し、日本のフードビジネス全体の発展に貢献することを目的にしています。(前回の来場実績は88,121名)


開催日時:2019年2月13日(水)~15日(金) 10時~17時 ※最終日のみ16時まで
会  場:幕張メッセ 全館 
ブース番号:2-114

様々なリテール商品を取り揃え、ご案内をさせていただきます。
ご多忙中とは存じますが、是非ともご来場いただき、弊社ブースにお立ち寄りいただきますよう、お願い申し上げます。

Sweets News

小池菓子舗

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会津柳津名物と言えば、創業100年以上を誇る、小池菓子舗のあわまんじゅう。福島県の山あいの会津柳津の町には、それを求めて県内外、外国人観光客など、全国各地から客が絶えない。
 
あわまんじゅうの生地は、柳津産のもち米、柳津産の粟を挽いてクチナシの実を合わせ、砂糖は使わず捏ね上げる。もちもちとした黄色の外皮の中には、十勝産小豆の自家製あんこ。水あめや添加物を使わず、さらりとした口溶けで、あんこの苦手な人でも食べられる。お正月やお盆の繁忙期には一日一万個以上、職人の手作業で丁寧に包み蒸し上げる。 
 
 あわまんじゅうに次ぐ人気商品が、発売から50年以上の歴史がある栗まんじゅうだ。小麦と黒糖を使用したふんわりとした外皮の中には、自家製白あんと栗甘露煮が一粒ごろりと入っている。あっさりとした上品な甘さの白あんが栗の風味を引き立てる。

 昨年秋に新発売したのが、栗あわまんじゅう。抹茶でほんのりと緑に色づけしたあわまんじゅうの生地で、マロンペースト一級とマロンメラッセダイスを合わせた栗あんを包餡した、栗の味わいを楽しめる10~11月の限定商品。

 添加物を使用しないので、賞味期限は、あわまんじゅうと栗あわまんじゅうが2日、栗まんじゅうが4日。固くなってしまったら、蒸し直すか、炊飯器の保温機能で温めるのがおすすめ。焼いても美味しく食べられる。すぐに食べない場合は冷凍も可能。

 愛郷心が根付いている会津柳津の町。「外へ開かれにくい気風があったが、一人でも多くの人に県外から柳津に来て欲しい」と、全国の百貨店の催事に積極的に出店を続ける他、2017年には浅草にも常設店をオープン。SNS等を活用するなど情報発信にも力を入れている。 
 
「三代目から受け継いだお店を守っていくために、今までのお客様はもちろん、今後は粟や小豆の身体への良さを訴求し、新しい視点で見てくれる客層へアピールしていきたい」と語る小池社長。

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