SHOEI NEWS2019年 4月号 Vol.230

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商況案内

2018年産カリフォルニア・クルミ市況

現地の相場は、依然として高値を維持

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現地時間の3月8日に発表されましたカリフォルニアクルミ協会の出荷レポートによると、2月末時点のハンドラーの受入数量は、672,723ショートトン(以下、ST)で前月からの上乗せはなく、繰越在庫を含めた総供給量は736,262ST、前年同期比109.3%となっています。
2月単月の出荷量は、前年よりも大きく伸長し、殻付換算で65,941STと前年比135.9%となっており、内訳としては、殻付で前年比200.0%、剥実で前年比122.1%となりました。
殻付においては、4ヵ月連続で前年超え、剥実においても、2ヵ月連続で前年を上回る結果となりました。殻付の主な出荷先の状況としては、引き続きラマダン需要の影響で中東諸国への出荷が好調(トルコ:前年比130%、UAE:前年比337%)、その他、イタリアへの出荷も大きく伸長しました(前年比:540%)。
剥実についても、アメリカ国内(前年比135%)、スペイン(前年比:154%)、イスラエル(前年比:174%)、日本(前年比107%)への出荷が伸長したことから、全体でも前年を上回る出荷となりました。
2月末までの累計出荷量は、殻付換算で435,437STと前年比108.2%となっており、総供給量に対する出荷の割合は59.1%で、前年同期比(59.7%)並みの出荷ペースとなりました。
3ヵ月連続して出荷量が大幅に前年を上回った影響を受け、現地の相場は、依然として高値を維持しています。
加えて、チャンドラー種においては、相場も高騰しているにも関わらず、引き続き中東地域から引き合いが強く、剥実ではなく殻付で販売が進んでいるとの情報もあり、実際にLHPのオファー取得が困難な状況です。また、一部パッカーではチャンドラーLHPにおいて、完売したとの情報もあります。現地からは、今期の販売量の90%以上は成約済みとの情報もあり、価格を下げてまで売り急ぐような雰囲気はなく、今後も強気な姿勢を継続していくものと見られ、相場としては今後も強含んで推移していくことが予想されます。

2019年産カリフォルニア・アーモンド開花情報

北部地域では、ミツバチの活動時間は例年の半分以下

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2019年度のカリフォルニアアーモンドの開花は、低温が続いたことから例年よりやや遅れた2月中旬頃からゆっくりとスタートしましたが、その後も気温の上昇がみられず、強風や降雨といった天候不順が続きました。このため、地域によって開花の進行が異なり、中部、南部では2月末にようやく早生品種(ソノラ種、ノンパレル種)、中生品種(カーメル種、モントレー種)の開花がピークとなりましたが、ミツバチの受粉活動が活発となる快晴の日数は限られ、晩生品種(ビュート種、パドレ種)の開花がピークとなった3月上旬には天候はやや回復しましたが、今年の開花期間中は総じて、低温と天候不順によりミツバチの活動時間が少なかったようです。特に生産量の15%を占めると言われる北部地域では、開花期間中に気温の上昇がほとんどみられず、ミツバチの活動時間は例年の半分以下であったと言われています。
こうした中、カリフォルニア現地時間の3月12日に、2月末締めのアーモンドポジションレポートが発表されました。同レポートによりますと、2月末時点での2018年産カリフォルニアアーモンドの収穫量は22億6千2百万ポンド(前年比100.5%)、前年からの繰入在庫を含めた総供給量は、25億7千6百万ポンド(前年比98.9%)となりました。昨年7月に米国農業統計局(NASS)が発表した最終収穫予想は、24億5千万ポンド(前年比108.4%)でしたが、3月以降の受入数量は限られていることからそれに及ばず、最終的には22億7千万から22億7千5百万ポンド程度と、ほぼ前年並みとなる見込みです。
一方で累計出荷量は14億4百万ポンド(前年比98.7%)となり、やや前年を下回っていますが、米国内はアーモンドパウダーやペーストといった加工品の需要増によって伸長傾向が続いており、前年比104.2%と好調です。但し、輸出向けは長期化している米中の関税戦争の影響が如実に表れてきており、特に2月単月の中国/香港向け出荷数量は前年同月比15.1%(累計では前年比74.6%)、ベトナム向けも単月前年比63.4%(累計前年比105.6%)と激減しています。
また、主要需要国であるスペインやドイツを含むヨーロッパ市場向けも出荷量が減少していることから、輸出向けの合計出荷数量は単月前年比94.3%、累計前年比96.5%となっており、米国国内向けと輸出向けとで明暗が分かれる結果となっています。
 現地相場は開花状況が上記の通り不安定であったことと、加工用品種のフリー在庫が減少していることから強気の姿勢を崩さず、引き続き値上がり傾向となっています。

2018年南アフリカ産缶詰市況

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日本はまだ雪がちらつく2月中旬、南アフリカ第2の都市ケープタウン、第4の都市ポートエリザベスを中心に、黄桃を中心としたフルーツ缶詰、レモンなど柑橘フルーツの産地を訪問してまいりました。
日中の気温は25℃程度ですが日差しは暑く、訪問2週間前は熱波で車の中が43度まで上がるほどだったそうです。夜は気温が下がる朝晩の寒暖差がフルーツの栽培に適しています。
昨年、南アフリカは「1000年に一度」と言われる大干ばつに襲われましたが今年はかなり状況が改善しており、注意レベルが「緊急」から「注意」に緩和されていました。
弊社が主に取り扱いしておりますランゲバーグ&アシュトンフーズ社のフルーツ缶の生産は、11月のアンズから始まり、黄桃、フルーツカクテル、洋梨、リンゴ、グアバの順に続きます。
昨年は大干ばつの影響で生産量が大幅に減ってしまいましたが、今年の収穫状況は問題無く進んでおり、アフリカ缶詰協会によると、黄桃は生食用含めて昨年比2%増の156,000トンの収穫予想ということです。
洋梨は減産となった昨年よりも約4%増の93,800トンの収穫予想となっています。
アンズの生産量は9%程度減少の見込みですが、弊社の契約分については問題無く製造されるとのことです。

近年、南アフリカで作付面積が増えているのは、レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類で、特にレモンは健康に良いイメージが後押しとなり、世界的に需要が伸びているそうです。
日本ではレモンサワーが流行していますが、南アフリカではレモン汁をシーフードにかけたり、ミネラルウォーターにレモンスライスを入れたりするなど、日常の食卓に欠かせない存在となっています。

弊社取り扱いのオンダーバーグ社南アフリカ産オレンジ、グレープフルーツ缶は南アフリカの北部にて、6月~7月に生産が行なわれます。2018年南アフリカ産オレンジ・グレープフルーツ類に関しましては、現地コスト上昇(5%)と為替円安の影響により、前年に比べ値上げとなりました。2019年産の供給に関しては、各国での柑橘生産状況および南アフリカの天候にもよりますが、作付面積は増えているため供給は適正になると思われます。
南アフリカ産のフルーツ製品に関しまして、既存の取扱商品はもちろん、今後も日本のお客様の要望を踏まえて新たな商材の導入に努めてまいります。各種フルーツの詳しい商品状況につきましては弊社営業担当者へお問い合わせください。

海外乳製品市況

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海外乳製品相場は地域ごとにまだら模様となっています。ニュージーランド(以下NZ)は乾燥状態が続いている上に乾乳期に入ることから、今後供給が減少していくため脱脂粉乳以外は上昇、欧州は生乳生産のピークシーズン入りすることから下落となっています。
製品別にみた場合、バターはNZの供給がタイトになっていることから大幅上昇を続けており、一方で欧州産は潤沢にあることから反落傾向が続いています。
NZ産はFOB$5,090/mt近辺、欧州産はFOB$4,700/mt近辺となっており、欧州産がNZ産を下回り珍しく価格の逆転が起きています。
全脂粉乳もバター価格に引っ張られ通常NZ産の方が安価なところ欧州産と同水準となっています。一方で脱脂粉乳は在庫過剰で長らく相場低迷していたところ漸く底入れし急上昇を見せていましたが直近は反落しています。急激な値上がりに需要家が買え控えたことが背景にあります。
NZ産全脂粉乳はFOB$3,320/mt近辺、脱脂粉乳は$2,410/mt近辺、欧州産全脂粉乳は$3,200/mt近辺、脱脂粉乳は$2,250/mt近辺となっています。
バターの価格は欧州産>オセアニア産から欧州産<オセアニア産に移行し、脱脂粉乳の価格は依然として欧州産<オセアニア産の構図となっています。オセアニアの供給が増える9月出荷分の契約が始まるまではこの傾向は続くと予想されます。

商品案内

新商品 南アフリカ産バレンシアオレンジセグメント4号缶

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南アフリカ・オンダーバーグ社のバレンシアオレンジセグメント4号缶の取り扱いを開始いたします。薬品を使わない、ナイフカットセグメント。果実の自然な美味しさが味わえます。

商品ラインナップ
南ア産
・バレンシアオレンジ1号缶、
・グレープフルーツ(マーシュ)1号缶

※トルコ産
グレープフルーツ(ルビー)1号缶、3号缶
グレープフルーツ(マーシュ)1号缶、3号缶も取り扱いしております。

リテールベーカリー(デニッシュ)、外食チェーン、タルトメーカー、問屋、全国洋菓子店等、様々な用途にお使いいただけます。
リーフレットをご用意しております。


プルーン製品のご案内

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プルーンは健康維持のために大切な成分が含まれることが知られており、貧血や便秘等の美容・健康をこころ掛けている意識の高い人達を中心にご愛顧いただいております。
弊社は世界最大のプルーンメーカーのSunsweet社と2009年よりプルーン事業提携を行ない、プルーン果実原料を厳選し、品質にこだわった種抜きプルーンをはじめ、弊社グループ会社 株式会社京まろん天草工場にて製造したプルーンピューレB40、プルーンビッツや中国関連工場 青島秀愛食品有限公司にて製造したダイスドプルーンといった加工品等も取り扱っておりますので、今回ご紹介させていただきます。


プルーンピューレB40
プルーンを裏ごしして、種の残存の心配がないピューレ状にした製品で、フルーティーな味わいが特長です。

外食・給食に
肉製品にプルーンを加えるとしっとり感(保水効果)を高める機能があります。 ※1カリフォルニアプルーン協会「プルーンはソリューションフード」より
また、カレーやパスタソース等に5%程の添加で、コク出しが期待でき、今までなかった味わいが生まれます。 ※2弊社の開発したレシピに基づいた官能結果

調味料に
プルーン果実自体は酸味が強く、ソースに使うことにより酸味が強く感じられ、食塩の 使用量が軽減され、減塩効果につながります。また、コク出し、隠し味としてもご使用できます。

ベーカリー・焼き菓子に
プルーンにはソルビトール及びペクチンが含まれているため、バターやマーガリンの代用品として生地に練り込むと、しっとりとして濃厚な味わいの焼き菓子、低脂肪でもちもちした食感のパンを作ることができます。また砂糖の代替として使用していただくと、カロリー控えめでプルーン独特のほのかな甘さと自然な色合いでおいしく仕上がります。

原材料名 プルーン(アメリカ他)
糖  度 40±2%
荷  姿 10kg(1kg×10袋)、10kg(5kg×2袋)
賞味期限 18ヶ月
原産国 日本
保存方法 直射日光、高温多湿を避けて保存してください。


プルーンビッツ
種抜きプルーンをピューレ状に加工し、シート状に固めた後カットしました。

原材料名 プルーン(アメリカ他)、食用精製加工油脂
荷  姿 12kg(1kg×12袋)、12.5kgカートン
賞味期限 6ヶ月
原産国 日本
保存方法 冷暗所にて保存してください。


ダイスドプルーン
Sunsweet方式と呼ばれる、種の残存率が低い方法で種抜きしたプルーンをカッターでダイス状に切ってあります。

原材料名 プルーン(アメリカ)
荷  姿 12.5kgカートン
賞味期限 12ヶ月
原産国 アメリカ
保存方法 要冷蔵(10℃以下)


料理はもちろんのこと、お菓子やパン作りの材料として、幅広くお使いいただけますので、ぜひこの機会にご検討ください。
また、下記商品のレシピ、リーフレットをご用意しておりますので、弊社営業担当者までお問合せいただけます様、よろしくお願い申しあげます。

正栄だより

海外視察レポート タイ料理

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今回、トロピカルフルーツドライフルーツの仕入先訪問のため、タイへ出張してまいりました。弊社ではドライパインアップル、パパイヤ、マンゴーを輸入しております。現地での作柄状況ですが、パインアップルは昨年の豊作による市場相場の下落の影響で転作が進み、供給減となっておりますが、需給バランスの関係で需要減となった為現在のところ価格の大きな変動はありません。また、パパイヤは昨年末に発生した大雨による洪水で、多くのパパイヤの木が被害を受け、供給減となっており現地価格は値上げ傾向となっています。一方で、マンゴーは収穫量、価格ともに平年並みの推移となっています。
商品に関する詳細のお問い合わせは、弊社営業担当者までお問い合わせください。

今回はバンコク市内、仕入先近郊のフォアヒンに宿泊しましたが、そこで出会ったタイ料理についてご紹介させていただきます。
ここ数年では日本でも女性を中心に人気が高まっており、日本でもあちこちでタイ料理店を見つけることができます。タイ料理の特長としては、豊富なシーフードの他に鶏や豚などの様々な食材、またココナッツミルクなどの甘み、ライムやタマリンドの酸味、唐辛子の辛み、ナンプラーなどの塩味による複雑な味わいが楽しめることではないでしょうか。
また、パクチーやレモングラスといったハーブの香りもタイ料理の特長と言えます。
一方でこの独特な香りや辛さが苦手だという方もいらっしゃると思いますが、タイ料理が苦手という方でも食べやすいタイの定番料理をご紹介いたします。

プー・パッ・ポン・カリー
プー(蟹)とネギと卵をカレーソースで炒めた一品。蟹はもちろんのこと、ソースも絶品でご飯がいくらでも進む。
レストランによっても味がかなり異なるので、食べ比べをしても楽しめる。

パッタイ
ライスヌードルを使用したタイ風焼きそば。
卵・エビ・ニラなどをナンプラーを使ったソースで味付け。生のもやしとピーナッツが添えられ、食感も楽しめる一品。

カーオ・オプ・サッパロッ
パインアップルを容器に使った“映える“チャーハン。
ナンプラーの塩味とパインの甘みと酸味が美味しい一品。エビや豚肉のでんぶがトッピングされている。見た目よりもずっと食べやすく、美味しい。


「タイ料理は独特すぎてちょっと・・・」と思っている方も、これらの料理をまずは日本のタイ料理店から、そしてぜひ一度タイへ足を運び、本場の味を試してみてはいかがでしょうか。

Sweets News

Boulangerie Patisserie Christa (クリスタ)

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2017年9月下旬にオープンした、日本人の嗜好に寄り添ったベーカリーです。厨房にはブーランジェ、パティシエ、調理師が在籍し、三位一体となってそれぞれの技術を活かし商品を作り出していることが当店の魅力です。商品は全て店内での手作りにこだわり、パン、生菓子、焼き菓子、チョコレート等120アイテムを提供しています。土日祝日は休み、月20日の営業ですが、新商品は月に10品以上発売し、売上を伸ばし続けています。日本のこれからのパン屋のあるべき「スタイル」を掲げています。

表紙掲載商品は、ヨーグルト酵母と北海道産の純生クリームで仕込んだ耳までしっとりやわらかい「麹町 純生食パン」、一日30食限定の「ランチセット(サンドイッチ、スープ、焼菓子)」、博多産あまおう、和歌山県産キウイ、愛媛県産伊予柑等、季節のフルーツを使用した「デニッシュ」、当店売上個数NO.1の発酵バターを折り込んだ「クロワッサン」です。3月より、バター量を1.5倍に増やした「リッチクロワッサン」も新発売しています。
 
フランスパンや食パンといった食事パンが当店の人気商品ですが、そんな中でもよく出ているのが、バラエティ食パンです。そのまま食べられるので朝食やおやつなど様々なシーンでお召上がりいただけます。
 
3月4日新発売の「レーズン食パン」(表紙にも掲載)は、トルコゴールデンレーズンをフランス産V.S.O.Pランクの最高級ラム酒、ディロン トレヴューラムに漬け込み、練り込みました。ディロン トレヴューラムは、フランス マルティニーク島で造られ、フランス国内の高級レストランで飲まれているもので、品格あるしっかりとした風味が特徴です。その高貴なラム酒にぴったりなのがトルコゴールデンレーズンです。トルコゴールデンレーズンは、カリフォルニアレーズンと比較して天日干しの時間が短いことから、果皮が柔らかく果実本来の香りや甘さが程よく残り、酸味と甘味のバランスが絶妙です。このこだわりの洋酒とレーズンを組み合わせたラムレーズンを、ライ麦全粒粉を使用した湯種生地に対粉50%、手作りだからこそ出来る、ラムレーズンたっぷりの配合で練り込みました。外側をクロワッサン生地で包み耳まで香ばしく焼き上げることで、外はさっくり、中はふんわり、ラム酒の香りとゴールデンレーズンならではの酸味が広がるプレミアムラインの大人向け高級食パンです。今後定番商品として販売していくクリスタ一押し商品です。

 「チョコレート・マカダミアナッツ」は、クーベルチュールのミルクチョコとビターチョコのペースト、チョコチップを練り込んだ生地に、ローストしたマカデミア スタイル4を対粉16%練り込みました。チョコチップとマカデミア食感の相性が良く、誰にでも食べやすい味わいとなっています。バラエティ食パンの中でも定番人気で、手土産としてもおすすめの一品です。その他、胡椒の風味豊かな「焙煎黒胡椒とゴーダチーズ」も是非お試しください。

地元密着をコンセプトに、これからも地域に根差したお店にしていきたいです。

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