SHOEI NEWS2019年 9月号 Vol.235

CONTENTS

商況案内

2018年産カリフォルニア・クルミ市況

2019年産第一次予想数量691,000ST(2018年産収穫量比103%)と発表

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現地時間の8月9日に発表されましたカリフォルニアクルミ協会の出荷レポートによると、8月末時点のハンドラーの受入数量は672,723ショートトン(以下、ST)で、前月からの上乗せはなく、繰越在庫を含めた総供給量(736,262ST)は前年同期比107.7%となっています。7月単月の出荷量は、前年同月より伸長し、殻付換算で27,532STと前年比103%となっており、内訳としては、殻付で前年比52.6%、剥実で前年比105.0%となりました。
剥実の主な出荷先としては、アメリカ国内(前年比112.5%)、カナダ(前年比111.1%)、オランダ(前年比299.8%)、イスラエル(前年比150.5%)が伸長しましたが、ドイツ(前年比62.0%)、スペイン(前年比50.4%)、韓国(前年比56.7%)が減少したことで、全体としては微増となりました。
7月末までの累計出荷量は、殻付換算で649,494STと前年比109.5%となっており、総供給量に対する出荷の割合は88.2%と、前年よりも(前年同期比:86.7%)、引き続き早いペースで出荷が進んでいます。
また、7月末には、2019年産カリフォルニアクルミ第一次予想数量が691,000ST(2018年産収穫量比103%)と発表されました。(※本予想数量は各パッカーが農家へのヒアリング内容に基づき算出した収穫予想数量の平均値となります)。現地パッカーからの情報によりますと、生育は順調で、例年並みの収穫開始時期と見込んでおり、現段階で、気候的懸念材料もないことから、品質面も良好と言われています。
尚、2019年産の最終予想数量は、8月末から9月上旬にかけて発表される予定となっており、現地相場については、最終予想数量発表後に各パッカーより提示されてくるものと思われます。

2019年南アフリカ産マカデミアナッツ市況

過去最高の予想収穫量58,500トン(殻付きベース)

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南アフリカマカデミア協会(SAMAC)は、2019年南アフリカ産マカデミア予想収穫量を58,500トン(殻付ベース)と発表しており、前年比で約4%増えて過去最高の収穫量となる見込みです。
南アフリカ産マカデミアの収穫時期は、南半球に位置する豪州と共に同じく、自然落下を待って収穫するため、3月から9月までの約半年間と長期に渡ります。
収穫方法で豪州と大きく違う点としては、豪州では機械で実を拾い収穫しますが、南アフリカでは人件費が安く、最低賃金は月当たり3,600ランド(約26,000円)であることから、ほとんどの農園で昔ながらの手で拾う手法をとっています。
また豪州の工場では、むき実の選別に水は使用しませんが、南アフリカでは多くの工場で過酢酸入りの水を使用し、むき実に付着している微細な殻や渋皮と未熟果の除去、そして殺菌を行なっています。
主要産地は、大きく分けて3地域となっており北部リンポポ州レブブ地域、北東部ムプマランガ州ネルスプロイト地域、そして比較的新しい農園が多い東海岸のクワズール・ナタール州ラムスゲイト地域です。各地域の生産シェアとしては、レブブ地域が約20%、ネルスプロイト地域は約60%、ラムスゲイト地域が20%となっています。
南アフリカ産マカデミアの収穫量は、2015年に干ばつの影響により減産となったものの、2017年産からは回復し、5年前に比べて約130%と順調に増加しています。
その結果、2016年まで世界一の生産量を誇っていた豪州産を抜き、2018年に最大のマカデミア生産国となっています。また同国では若木が多く、今後、木の成長と共に生産量が急激に増加することから、2024年には現在の約2倍となる120,000トンの収穫量に達すると予想されています。
一方、豪州産については、8月初旬にオーストラリアマカデミア協会(AMS)が発表した情報によりますと、当初は昨年並みの49,900トンの予想収穫量でしたが、天候不順の影響により43,900トンへ大幅に下方修正されています。豪州産については、2013年にも天候不順により減産となっており、作付けを増やしている中で、度々天候不良による減産に悩まされています。
南アフリカの収穫量の内、現在約4割が中国へ殻付で輸出されていますが、中国でも自国でマカデミアを栽培し、生産量を増やしています。南アフリカの多くのパッカーでは、今後中国による殻付の買い付けが減少することを見込んでおり、また自国での収穫量も増えることから、工場の拡張工事を行ない、むき実製品の生産及び販売計画を積極的に進めている模様です。
尚、南アフリカ産の現地相場については、世界的なむき実需要と中国の殻付需要により、豪州産同様2019年産も高値で推移していますが、今後数年で各生産国の生産量が大幅に増え、相場が値下がりする事が期待されています。

海外乳製品市況

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海外乳製品相場は全体的に横這い・微減傾向にあります。豪州・NZは乾燥状態が続いたため価格は高めに推移していますが、新シーズン開始で季節的に供給力も戻り落ち着いた状況です。一方で欧州は生乳生産量が芳しくないと見込まれていましたが、前年比微増となり今後も続く見込みであることから概ね緩やかな下落傾向となっています。
製品別にみた場合、バターはNZの供給が年初からタイトになったことから4月まで大幅上昇をしましたが、欧州価格を上回ったため高値を嫌って買い控えが起きまた、欧州産は潤沢にあることから下落傾向が続いています。
NZ産はFOB$4,200/MT近辺、欧州産はFOB$4,000/MT近辺となっており、引き続き欧州産がNZ産を下回る価格の逆転が続いています。全脂粉乳はNZ産と欧州産が同水準にありましたがNZ産バターの価格下落圧力が波及してNZ産が若干安価となっています。
脱脂粉乳は在庫過剰で長らく相場低迷していたところ、漸く底入れし上昇を見せていましたが価格上昇に需要がついていかず横這い・微減傾向となっています。
NZ産全脂粉乳はFOB$3,040/MT近辺、脱脂粉乳は$2,480/MT近辺、欧州産全脂粉乳は$3,150/MT近辺、脱脂粉乳は$2,370/MT近辺となっています。
バターの価格は欧州産>オセアニア産から欧州産<オセアニア産に移行し、脱脂粉乳の価格は依然として欧州産<オセアニア産の構図となっています。オセアニアの新シーズンのオファーも出始めた中で傾向は変わらず、当面同様の動きが続くと予想されます。

商品案内

イタリア栗餡のご案内

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「マロンペースト」はモンブランケーキを始めとする洋菓子やパイやマドレーヌ等の焼き菓子の他に流通菓子やアイスクリームなど幅広い用途で使用されています。
今回は、マロンペーストの新商品として、どら焼きなどの和菓子にぴったりな、「イタリア栗餡」を新発売いたします。

<特長>
・濃厚な風味のイタリア栗を16%配合し、白餡でのばしたマロンペーストです。
・欧州栗と相性の良い洋酒を加え、香料で風味付けしていますので、クリームと混ぜるだけで、本格的なモンブラン風味に仕上がります。

原材料名 白あん、砂糖、栗(イタリア)、洋酒/ソルビトール、香料、着色料(カラメル、紅麹)
荷  姿 12kg(1kg×12袋)
保存方法 直射日光・高温多湿を避け、常温にて保存してください。
賞味期限 1年(製造日を含む)
糖  度 55±2%
製造工場 株式会社京まろん天草工場


また、弊社では、国産をはじめ、イタリアやスペインなどの欧州栗や中国、韓国など、世界各国の栗を調達し、国内の自社工場で加工したマロンペーストを取り揃えておりますので、ご紹介いたします。


●焼き栗ペースト(イタリア)
濃厚でしっかりとした甘みが特長の「イタリア栗」を焼成することで生まれる、ほのかな苦みと栗本来の甘さが調和した、まろやかで香ばしいマロンペーストです。

原材料名 栗(イタリア)、砂糖
荷姿 12kg(1kg×12袋)
保存方法 冷凍(-18℃以下)
賞味期限 3年(製造日を含む)
糖度 42±3%
製造工場 株式会社京まろん天草工場


●マロンペーストアマーロ
イタリア産マロンを100%使用し、栗と砂糖のみで作りました。濃厚な風味と深みのある色合いです。ヨーロッパの中でも栗の主産地として有名なイタリア栗を選びました。

原材料名 栗(イタリア)、砂糖
荷姿 12kg(1kg×12袋)、12kg(3kg×4袋)※受注生産
保存方法 常温
賞味期限 1年(製造日を含む)
糖度 55±2%
製造工場 株式会社京まろん天草工場

今回、ご紹介した商品の他にも国産栗を使用した「和栗ペースト」や中国、韓国産の栗を皮栗から蒸し上げてペーストに仕上げた「蒸し栗ペースト(C)」、栗甘露煮を使用したイエロー系の「京まろんペースト(特級・1級・徳用)」など様々なタイプのマロンペーストをご用意しております。
また、トッピングや練りこみにお使いいただける栗甘露煮、マロングラッセ等の各種栗製品を多彩なラインアップでご用意しております。
ぜひ、お問い合わせくださいます様、お願い申し上げます。

つぶつぶブラックココアビスのご案内

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トッピング・練りこみ等、多岐にご利用いただける商材として『つぶつぶブラックココアビス』を新発売いたします。ドーナッツ、パンケーキ、ベーカリー、ドリンク、パフェ、アイスクリームなどさまざまなトッピングに最適です。

原材料名 小麦粉(国内製造)、砂糖、ショートニング、ココアパウダー、ぶどう糖果糖液糖、カカオマス、コーンフラワー、食塩/膨張剤、乳化剤(大豆由来)、香料
荷  姿 6kg(300g×20袋)、10kg袋
保存方法 直射日光・高温多湿を避け、常温に保存してください。
賞味期間 1年

<商品特長>
・ブラックココアパウダー・カカオマスを使用した底面の直径が約8mmの小さな粒状のブラックココアビスケットです。
・アイスクリームやドリンクに練りこみやトッピングに、その他ドーナッツ・菓子パン・ケーキ等のトッピングにもお使いいただけます。

※商品サンプル・リーフレットをご用意しておりますので、詳細は弊社営業担当者までお申し付けください。

コーン製品のご案内

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タイ産スイートコーンは、適度な甘みと鮮やかな色調が特長でサラダやスープからベーカリー等に幅広くご使用いただけます。弊社では幅広くコーン製品を取り扱っておりますので、お客様の用途に応じてご使用いただけます。


●タイ産 冷凍スイートコーン

タイ産スーパースイートコーンを新鮮な状態で一粒一粒個別急速冷凍(IQF)しました。
自然解凍、流水解凍で料理に必要な分量だけ、そのままご使用いただけます。
液切り、ボイル調理の手間が無く、作業性の向上が図れます。

原材料名 スイートコーン(遺伝子組換えでない)
荷  姿 1kg×10袋、10kg袋
賞味期限 製造後2年
保存方法 要冷凍(-18℃以下)


●タイ産 スイートコーン レトルトパウチ

加熱調理の必要がなく、開封後そのままご使用いただけます。缶詰製品のような開缶時の切粉の発生がなく、ゴミ処理の手間が軽減できて、作業性の向上が図れます。

原材料名 スイートコーン(遺伝子組換えでない)、食塩
荷  姿 2,550g×6袋
内容総量 2,550g
固形量 1,800g
賞味期限 製造後18ヶ月
保存方法 常温

コーン製品を使用したレシピ・リーフレットをご用意しておりますので、弊社営業担当者までお問合せくださいます様、お願い申し上げます。

正栄だより

「2019ジャパン・ケーキショー東京」 開催のご案内

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一般社団法人日本洋菓子協会連合会、公益社団法人東京都洋菓子協会主催のジャパン・ケーキショー東京が、10月15日(火)~17日(木)に東京都立産業貿易センター台東館で行なわれます。


日 時:2019年10月15日(火)~17日(木) 10時~17時 (ただし最終日は16時まで)

会 場:東京都立産業貿易センター 台東館4階・5階・6階・7階

弊社は協賛メーカーとして、フルーツ加工品を始め、製菓材料各種をご案内させていただきます。
会場の4階に上がっていただき、中央通路右手に正栄ブース(23番)を2個間にて出展しております。
皆様のご来場をお待ちしております。

内閣府食堂にて

ミートフリーマンデーメニューに濃いアーモンドミルクが採用されました。

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内閣府食堂にて、ランチメニューの担々麺に濃いアーモンドミルクが採用されました。この担々麺は、内閣府食堂が2017年4月より取り組みを始めた「ミートフリーマンデー」キャンペーンで週に一日(現在は週に2日)提供されるベジメニュー※の一つです。この取り組みの発起人である内閣官房の小城徳勇さんにお話しを伺いました。(※ベジタリアンメニューのこと)

濃いアーモンドミルクは、他にはない濃厚さを出せる食材として、昨年末から担々麺に採用されている他、現在では味噌ラーメンや、ヴィーガンビーフストロガノフ等、様々なベジメニューにご使用いただいています。
ベジメニュー導入から2年、今ではすっかり定着し男女問わず毎週楽しみにされている方が多いそうです。

 「ミートフリーマンデー」とは、地球環境保護などを目的に「週に一日、お肉を食べない」を提唱するもので、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)議長でノーベル平和賞受賞者のパウチャリ議長が提唱する「肉の消費量を減らせば、地球温室効果ガスを減らすことができる」ということを具現化しようと、ポールマッカートニー氏が2009年6月より英国で活動を開始したものです。その流れは日本にも波及し、2015年、ミートフリーマンデーオールジャパン(MFMAJ)が発足。小城さんは、MFMAJの事務取りまとめも務められています。小城さんによると、FAO(国際連合食糧農業機関)は2006年に「牛の放出するメタンガス(CH4)は二酸化炭素(CO2)の約20倍の温室効果があり、また牛の放牧地を作る為の熱帯雨林伐採等によってCO2 の吸収が減っているなど、畜産業が地球温暖化や環境汚染の大きな原因の一つになっている」とのレポートを発表したそうです。これを受け、一人あたり一週間に一日菜食にして肉の消費を減らすことで地球温暖化を食い止めようとのキャンペーンが世界各地で始まったとのこと。
 2016年、欧米で地球環境保護的な観点から既に広がりを見せていたミートフリーマンデーの流れが日本にも必ず来ることを確信し、小城さんは一年をかけて内閣府食堂でのベジメニュー導入を実現されました。内閣府食堂が取り組みをはじめたことにより、その動きが関係省庁や、民間企業の会社社食等、全国的に広まることを期待されています。

日本では、ベジタリアンやヴィーガンというと健康や美意識の高い一部の人に限定されていると思われがちですが、現在は新しい流れとして女性誌に取り上げられていることで、主婦層にも広がり始めているそうです。
「今日はベジにしよう」といったように、毎日の食の選択肢の一つとして、身近に、手軽に取り入れられるものとして広がっていってほしい、と小城さん。あなたも週一ベジを、始めてみませんか。

内閣府食堂にて ベジランチ「担々麺」¥600と「ソイむす」¥100
(担々麺のスープに濃いアーモンドミルクとアーモンドペーストTを使用。ベジ料理とは思えない程に濃厚で食べ応えのある担々麺。挽き肉に見立てた大豆ミートがトッピングされている。)
※内閣府食堂は関係者以外ご利用できません。

Sweets News

フランス菓子16区

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ダックワーズのアーモンド生地は、もともと生菓子の底に敷いて使われているものでした。パリの「アクトゥール」というお店でシェフを務めていた際、このアーモンド生地を厚く焼けば、見た目はごつごつとしているように見えて食べたらふわっとした口あたりの新感覚のお菓子ができるのではないか、そんな考えからこのダックワーズを作ってみたのが1979年のことです。1981年、「16区」開店から販売を始めて以来38年、今でも私どもを代表するお菓子として愛され続けています。

ダックワーズは発売当初から変わらないようでいて、実は配合や生地の焼き方など、常に進化し続けているんです。より良い原材料に出会えば取り入れてきました。今回、採用に至ったアーモンドペーストTは、ダックワーズ生地の間にサンドしているキャラメルクリームに使用しています。

このお菓子は、ダックワーズ生地を食べていただくお菓子と考えているのですが、ダックワーズ生地は、卵白、砂糖、アーモンドプードル、粉糖、薄力粉のみのシンプルな材料で作ります。生地の決め手は粒度の細かいアーモンドプードルです。

サンドしているキャラメルクリームは、砂糖に水を加えずに焦がしてカラメル化させ、沸騰した生クリームを加え完全に溶け合うまで混ぜ合せます。一旦濾してから立てて冷めたら、柔らかい室温のバターとアーモンドペーストを加えて仕上げます。アーモンドペーストTは非常に粒度が細かく柔らかいので、クリームと合わせやすく作業性がとても良いです。アーモンドペーストを入れることでアーモンドの香りが加わり、いっそう風味の良いお菓子に仕上がっています。

表紙写真のお菓子は、定番人気のモンブランや、旬の生ケーキ、秋限定のマロンパイ(9月頃~)などです。ダックワーズは通年で販売しておりますので、合わせてお楽しみください。

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