SHOEI NEWS2017年 5月号 Vol.207

CONTENTS

商況案内

2017年 カリフォルニア・プルーン開花情報

降雨が続き受粉への影響が懸念されたものの、良好な開花となる

画像クリックで拡大します

 現地カリフォルニア州では、3月10日頃にプルーンの開花が始まり、20日頃に満開を迎えました。満開となる前の週に連続した降雨があり受粉への影響が懸念されましたが、大きな影響は無く、良好な開花となりました。
 カリフォルニア州は5~10月初旬の間は殆ど雨が降らない気候であるため、山間部への冬場の降雪が乾燥期の貴重な水源となります。本年は十分な降水量がありましたが、例年に比べ気温が高めであったため、山間部では雪ではなく雨が降りました。プルーンの主産地であります同州ユバ市近郊のダムがこの降雨によって一部決壊し、浸水による農作物への影響が懸念されましたが、現在のところ大きな影響は無いといわれています。
 カリフォルニアプルーンは、2013年産以降価格が上昇しましたが、農家の収益としてはナッツ類と比較しますといまだに低い水準にあります。ここ数年続いています転作の影響で、収穫可能栽培面積は年々減少しており、他作物との農家の収益比較を考慮しますと、今後2017年産以降も少しずつ減少していく可能性があると思われます。
 収穫予想は、6月初旬にカリフォルニア農業統計局から発表される予定で、どのような見通しとなるのか注目が集まります。

2017年産 インド・カシューナッツ市況

2016年産に比べ15%程度の増産の見込みも、在庫は慢性的に逼迫

画像クリックで拡大します

 2017年産のインド産カシューナッツは、干ばつの影響で減産となった2016年産に比べ、15%程度の増産の見込みです。その他の国の収穫状況については、西アフリカ諸国は例年 並みとのことですが、インドに並ぶカシューナッツの主要生産地であるベトナムでは、2月の降雨の影響により虫害が発生したため、昨年の収穫量の60%と大幅な減産となっています。
 インドでは、自国産のものだけでなく西アフリカ諸国からも原料を調達していますが、昨年3月より、輸入の殻付き原料に対し関税9.36%を課すことになりました。更に、インド自国内での需要が好調なことに加え、ベトナム産カシューナッツの大減産で、西アフリカ 諸国の原料がベトナムに流れ込んでいるため、供給がタイトな状況となり、原料価格は高騰している状況です。
 また、国内の主産地ケララ州政府の要請による最低賃金上げと労働力確保の競合により人件費も高騰しています。そのため、現在のオファー価格は上昇し、輸入コストも大幅に値上がりしています。
 なお、昨年より輸入原料への課税により原料価格が高騰し、インド国内で自国産の原料が消費されたことで原料の供給不足に陥ったことに加え、高額紙幣廃貨の影響で工場の稼働が一時的に止まっていたことから、現地パッカーからの船積遅延が常態化しています。現在、工場の稼働は徐々に再開されつつありますが、未だ船積遅延は改善されておらず、国内のカシューナッツの在庫は慢性的に逼迫しています。

2017年産 オーストラリア・マカデミアナッツ市況

予想収穫量52,000トン(殻付きベース、水分10%)と下方修正

画像クリックで拡大します

 オーストラリアマカデミア協会は、3月1日に2017年産オーストラリアマカデミアナッツの第一次予想収穫量を前年比約4%増で過去最多となる54,000トン(殻付きベース、水分10%)と発表しました。
 オーストラリア産マカデミアナッツは、地面の自然落実を集荷しますので、例年3月~9月の長期間に渡って収穫が行なわれます。今年1月~ 2月にかけて、オーストラリア東海岸(マカデミア農園が集中する地域)で平年に比べ気温が高くなった日が多く、また2大産地である北部クイーンズランド州にある一部農園では、2月に熱波の影響があったものの、産地全体で比較的良好な天候が続き、開花状況及び結実共に良好だったことから、増産予想となりました。
 しかしながら、3月28日に東海岸で発生した台風が、その後マカデミアの産地を広範囲に渡り通過し、一部農園に被害をもたらした模様です。特に土壌の浸食や木の損傷の被害が大きかった地域が、2大産地の南部にあたるニューサウスウェールズ州ノーザンリバー地域だったこともあり、1,100~1,500トンの殻付が損失したと見込まれています。このような状況を受け、オーストラリアマカデミア協会は、4月6日に3月初頭に発表した第一次予想 収穫量を52,000トンに下方修正しました。
 一方で、引き続き中国バイヤーによるオーストラリア産殻付マカデミアへの引き合いは強く、前年比で約30%増の20,000トンを超える買い付けが予想されています。また、世界のマカデミアの二大産地である南アフリカ産の収穫量は、昨年干ばつの影響により、前年比約30%減と大幅な減産となりました。2017年産の収穫量は回復する見込みがあるものの、作年の収穫量まで回復することは困難なため、例年南アフリカ産殻付の生産量約5割を買い付けている中国バイヤーは、今年も昨年に引き続きオーストラリア産殻付を旺盛に買い付けている模様です。
 殻付の消費量が中国で急増している一方で、世界のむき実需要も堅調に推移しており、特にむき実の消費量が最も多い米国では、一昨年の消費量が過去最高となる12,000トンを記録しました。その後の消費量も堅調に推移しており、また更にアジア諸国でもむき実の消費量が増しており、特に韓国、台湾ではこの2~3年で倍増しています。
 以上のことから、現地在庫は昨年に引き続き、殻付及びむき実共に逼迫しており、現地相場も高値安定で推移しています。

2016年産 USピーカンナッツ市況

米国産、メキシコ産を合わせた総供給量は前年比94%の6億13百万ポンド見込み

画像クリックで拡大します

 2016年産USピーカンナッツの収穫量は殻付ベースで2億62百万ポンドとなる見込みで、前年度の2億54百万ポンドに対し103%とわずかながら増産となります。
 3月末の米国現地在庫は、前年からの繰越在庫と合わせ3億ポンド程度ありますが、米国とともに2大産地であるメキシコの収穫量が、2億20百万ポンド(前年比81%)と大減産の予想のため、米国産、メキシコ産を合わせた総供給量は繰り越し在庫を含めても前年比94%の6億13百万ポンドとなる見込みです。
 一方で、出荷の方は米国内、ヨーロッパ向けが全般的に好調なほか、中国向けの殻付出荷量が2016年度(2016年10月~2017年2月)累計で70百万ポンドとなり、前年同期の49百万ポンドに対し146%と好調です。また、剥き実に関しても、中国向けは前年の1.4百万ポンドに対し7.7百万ポンドまで伸長しています。
 2016年産USピーカンナッツは$7/lb台の高値でスタートしたため、当初は需要の減退による値下がりも予想されていましたが、当面は高値安定となりそうです。

2017年産 アルフォンソマンゴー市況

画像クリックで拡大します

■インド産アルフォンソマンゴー
 アルフォンソマンゴーは、マンゴーの栽培において、湿度、温度が最も適しているとされる西海岸沿いの地域(マハラシュトラ州ラトナギリ~グジャラート州バルサッド)で 主に栽培されており、中でもムンバイより南に位置するラトナギリと、ムンバイより北に 位置するバルサッドが最も品質が良い産地とされています。
 ムンバイより南、ラトナギリを含むゴアにかけて位置する産地では、年明けからの第一開花期は順調でしたが、2月下旬の第二開花期に例年より早く高温になったことから花が落下し、また3月も高温の影響が続いているため、4~5月の収穫予想量は昨年比10%減産の予想となっています。また、ゴアより更に南の産地では1月の開花時期は順調でしたが、1月末の降雨の影響により結実に影響が出ています。
 一方、ムンバイより北に位置するバルサッドでは、現在のところ開花、結実ともに問題なく、今後5月にかけて順調に果実が成長していくものと思われますが、バルサッド地区の原料は生食用に多く出荷されており、加工用の原料は主にムンバイ以南の原料で賄われています。
 総じてムンバイ以南の地域で、天候、気温の変動による花、実が落ちる現象が見られることから、今期のアルフォンソマンゴーの収穫の見通しは厳しい状況ですが、最終的な収穫状況につきましては5月上旬頃、オファーは5月~下旬頃となります。

商品案内

ゴールデンベリーのご案内

画像クリックで拡大します

 一昨年、話題のゴールデンベリーの取扱いを開始しましたが、徐々に採用、ご検討いただけるお客様が増えてきております。また、テレビ・雑誌などのメディア露出の影響により、市場での認知度も少しずつ高まってきています。
 この度、商品のラインナップ増強のため、従来のパインアップル果汁置換品と並行して、無添加、砂糖を加えていないドライ品の取り扱いを開始いたします。いずれもご要望に応じて、ダイスカットなども可能です。

■ドライゴールデンベリー(JI)
JI=Juice Infused
パインアップル果汁で置換することにより、えぐみ、渋みをマイルドにし、食べやすく加工しました。

■ドライゴールデンベリー(ND)
ND=Natural Dried
独特の酸味をダイレクトに味わえる乾燥品。最近、引き合いの増えている無加糖品です。


?ゴールデンベリーって?
日本語に訳すと「食用ほおずき」。
ヨーロッパや中南米では生鮮で広く流通しており、外側の皮を剥いて、中の実をサラダのトッピングやフルーツとして食べられています。「Golden Berry」「Inca Berry」などと呼ばれ、生鮮の他にも、ドライフルーツ、蜜漬けなど様々なかたちで流通しています。

 アンデスの高地から届いた、一粒に栄養がぎゅっと詰まったフルーツです。
 独特の食感と甘酸っぱい爽やかな風味をぜひお試しください!レシピも準備しております。その他、ご不明な点等ございましたら弊社営業担当者までお問い合わせください。



ShoEi おうちで簡単フルーツにゼリー100g(プレーン、ライチ風味)

画像クリックで拡大します

 現代の食のキーワードは「即食」「簡便」。これに伴い、品揃えを増やし伸長しているカテゴリーの1つに「カットフルーツ」があります。
 そこで、弊社では購入した「カットフルーツ」とセット買いをしていただき、フルーツに“ちょい足し”するだけで、より一層おいしく召しあがることができる新商品「おうちで簡単 フルーツにゼリー」シリーズを新発売いたします。カットフルーツ売り場の活性化をお手伝いできる商品として新たなユーザー獲得を目指します。

<商品特長>
■召しあがる前に袋を手でもんで、自分好みのクラッシュゼリーが完成!
■カットフルーツと合わせておいしいデザートになります。
■フルーツの味を生かせるように、ゼリーの味はプレーンタイプとライチ風味をご用意しました。
フルーツのフレッシュな味わいを、つるんとおいしく引き立てます。
■そのままはもちろん、冷蔵庫で1~2時間冷やしていただくとさらにおいしくお召しあがりいただけます。

FMDデザートゼリーのご案内

袋から出すだけ、簡単デザートゼリー!!

画像クリックで拡大します

 夏に向けて、発売以来ご好評をいただいております業務用のデザート食材、FMDデザートゼリーをご紹介いたします。

<FMDデザートゼリーの特長>
■加熱調理等、手間のかかる作業の必要が無く、袋から出すだけで簡単に安定した品質のぷるるん食感のゼリーがいただけます。
■袋の中で製品をクラッシュさせて取り出したり、袋から出して好きな大きさや形にカットしたりと、様々な形状にすることができ、パフェの土台やトッピング、その他デザートやドリンクに入れたりと、様々なシーンにご使用いただけます。
■常温にて流通が可能で、1~2時間冷蔵庫で冷やしていただくと更に美味しくお召し上がりいただけます。

<FMDデザートゼリー充実のラインナップ>
■コーヒー味   ほどよい苦みと甘さ、すっきり食べやすいコーヒー味
■プレーンタイプ パフェやフルーツ等のトッピングにぴったり
■いちご味    ほどよい甘酸っぱさ
■白桃味     果汁感あふれる甘味
■マンゴー味(受注生産)濃厚で芳醇な香り
■赤ぶどう味(受注生産)さわやかな甘みと酸味が特長
■マスカット味  香り豊かでさわやかな風味

 ホテル・レストランのバイキングメニュー、外食・カフェチェーン、産業給食、居酒屋等、その他ランチセットメニュー等の付け合せデザートに他にも様々なシーンで手軽に美味しくご使用いただけます。ぜひ、メニューにご検討くださいます様、宜しくお願い申し上げます。

正栄だより

FABEX2017・デザート・スイーツ&ベーカリー展 出展

画像クリックで拡大します

 第20回FABEX2017、第14回デザート・スイーツ&ベーカリー展が4月12日(水)~14日(金)の期間開催され、弊社も4小間にて出展いたしました。今年で開催20周年を迎えた同展示会は、スーパーマーケットトレードショーと並び、国内最大級の食品展示会であり、3日間の来場者数は過去最高の75,845名(昨年比1,625名増)を記録しました。
 今回は、9月に開催される弊社商品展示会の前哨戦と捉え、製菓製パン材料、フルーツ加工品、フードサービス、筑波乳業の4コーナーに絞って展示をいたしました。
 製菓製パン材料コーナーには栗、漬け込みフルーツ等の自社加工品、フルーツ加工品コーナーには充実の冷凍フルーツラインナップ、フードサービスコーナーには、外食・業務用食品分野に多数採用実績のあるセミドライマリネ野菜シリーズ、フルーツマジックドルチェ、デザートゼリー、筑波乳業コーナーには、新商品の濃いアーモンドミルク125mlを試食・試飲を交えご案内、お客様へアピールさせていただきました。
 試食品としては、「蒸し栗ペースト使用のわらびもち」「杏仁豆腐」「ダークスイートチェリー使用のフィナンシェ」「クリーミーマッシュポテトのトンナートソース添え」等々を提供し、蒸し栗ペーストの使用方法やポテトフレークやセミドライトマト製品の使い方に多くのお客様が参考になったとのコメントを多数いただきました。
 また、9月20日(水)21日(木)に新宿NSイベントホールで開催される弊社商品展示会の開催告知ブースを中央設け、告知と共に招待券送付希望のお客様に対応し、多くの送付希望を受け付けました。
 ご来場いただきましたお客様には、この場をお借りして御礼申し上げます。

Sweets News

会津チョコバナナ饅頭

画像クリックで拡大します

 バナナフィリングを使った会津チョコバナナ饅頭のご紹介です。バナナフィリングをミルク餡で包み、チョコレートの皮で包餡して焼き上げました。バナナの酸味とチョコレートの苦味・旨味、ミルク餡の甘さの余韻がそれぞれを引き立てる、洋風まんじゅうです。
 正栄バナナフィリングはわかりやすい「バナナの味」がしっかりとするので、生のバナナではなかなか出せない素材感が、安定して表現できます。誰もが子供の頃に食べたことのある、馴染みの味だと思います。フィリングはそのままでも美味しいのですが、日持ちさせるために糖度を上げて包餡しています。商品は3週間の賞味期限で販売しています。
 ミルク餡には加糖練乳を使ってバナナミルクのような味わいを、皮にはクーベルチュールチョコレートと、隠し味に山芋を練り込む事でしっとり感を出しました。チョコとバナナの定番の組み合わせはこどもから年配の皆さんまで受け入れられます。
 このお菓子は福島県出身の野口英世が今年生誕百四十年を迎えることを記念して開発しました。彼は西アフリカのガーナに渡って黄熱病の研究に尽力し、近代医学の発展に多数の功績を残しました。そのガーナにちなんで、このチョコバナナ饅頭には、ガーナ産のチョコレートを使用しています。また、2020年東京オリンピックでは、ガーナの選手が事前合宿で福島県に訪れることも決定しているそうです。
 表紙のお菓子は、当店の一番人気商品の「会津の天神さまチーズ味」です。ふわふわのカステラに塩味のきいたチーズクリームを挟んだブッセです。太郎庵の創業時からあるロングセラーで、37年ほど販売しています。四百年前から続く、菅原道真を祀った張子人形「会津天神」にちなんで作られました。こどもの健やかさへの願いが込められた張子人形と同じ思いを、このお菓子にも込めています。
 福島県では、ここ数年明るいニュースが少ないのが現状です。当社のお菓子を通して、少しでも地元の方々が笑顔になれるような楽しい話題を今後も提供していきたいと感じています。

一覧へ戻る
Page top