プルーン

「プルーン」は乾燥したプラムのことですが、種が入ったままで発酵することなく乾燥できるプラムだけがプルーンと呼ばれます。
温暖な気候と水はけの良い肥沃な土壌に恵まれたカリフォルニアで栽培されるプルーンは、フランスを原産地としたダジャン種が大半であり、その収穫量は全世界の約70%を占めています。
プルーンはそのまま食されるだけでなく、ダイスカット、ペースト、ピューレに加工された物も含め、製菓・製パン用や加工食品用として幅広く用いられています。

ご注意
※ 当社の種ぬきプルーンは、細心の注意をもって慎重に種ぬきと検査を行なっていますが、ごくまれに種や種のかけらが残っている事がありますので、
  ご注意の上、お召しあがりください。
※ 商品説明に記載されている「○○㎜」は果肉を切る際に用いるカッターの刃の間隔であり、果肉値の規格値ではありません。
  サイズの目安のために記載してありますので、お含みおきください。
※ パッケージデザインおよび内容量・荷姿は変更する事がございます。

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プルーンとは

「プルーン」は乾燥したプラムの事ですが、種が入ったままで発酵する事なく乾燥できるプラムだけがプルーンと呼ばれます。

プルーンの学名

学名はPrunus domestica Linn.でバラ科サクラ属に属し、フランス語のPruneは英語のPlumを意味し、英語のPruneはフランス語ではPruneauとなります。

プルーンの歴史

プルーンの原種であるプラムの発祥は紀元前まで遡り、カスピ海沿岸のコーカサス山脈地域が発祥の地とされています。
その後フランスに持ち込まれますが、これは12世紀に十字軍の戦士がシリア遠征の際にダムソン(西洋スモモの一種、インシチチアスモモ)の木(種?)を持ち帰ったためと言われています。(この件については、諸説があります。)
持ち帰ったダムソンをロット・エ・ガロンヌ県のアジャン(Agen)という街にあるクレイラック大修道院の修道士達が地場のプラムと交配させ、アンテまたはエンテ(Ente)プラムと呼ばれる新種のプラムを作りました。
このEnteは古いフランス語で「接ぎ木する」を意味するEnterを語源としています。
修道士達はこのアンテ・プラムを天日乾燥させると1年以上保存できる事に初めて気が付きました。 これが現在のプルーンの発明です。
ロット・エ・ガロンヌ県の湿っぽくて日がよくさす気候と土壌はアンテ・プラムの生育に申し分なく、16世紀初頭には地域全域にまでプラム畑が広がっていきました。
地中海と大西洋を結ぶ世界遺産にもなっているミディ運河が1681年に開通した後、アジャン市は乾燥したアンテ・プラムにその名を与え、アジャン・プルーンとしました。

プルーン、カリフォルニアに渡る

カリフォルニアに、このアジャン・プルーンの苗木を持ち込んだのは、アジャン出身のペリエ兄弟でした。
ルイ・ペリエが1848年に金を求めてカリフォルニアに入りましたが、結局夢破れて本職の植木職人に戻り、サンノゼに種苗場を開きました。
1857年にルイの兄弟ジャンとピエールが祖国から持ち込んだ幾つかの苗木の中に、アジャン・プルーンの苗木も含まれており、これを自生していたアメリカン・プラムに接木して生まれたカリフォルニア・プラムが、現在のプルーンの主流となっているダジャン種(d’Agen)で、熟した時の外皮が綺麗な紫色、果実の果肉が琥珀色という特徴があります。
「d’Agen」とは、アジャン(Agen)から来たという意味を持っています。

現在のカリフォルニアプルーン

カリフォルニアの温暖な気候と水はけのよい肥沃な土壌に恵まれ、プラム畑は着々と増え続け、現在では全米生産量の大半を占めています。 3月中旬から約1週間美しく香りの良い白い花を咲かせ、畑一面を真っ白に覆います。
収穫に適した熟度まで上がったプラムの実は、8月の中旬から8月下旬にかけ、ハーベスターと呼ばれる自動揺さ振り機により木から落とされ、乾燥工場に運ばれます。
収穫されたプラムは生のままでは日持ちしませんので直ちに乾燥されてプルーンとなります。
ナチュラル・コンディションと呼ばれる水分21%程に調整された状態で保管され出荷を待ちます。
最近では技術の進歩により、半生状態のプルーンの製造や保存も可能になってきています。

プルーンの用途

プルーンはそのまま食されるだけでなく、ダイスカット、ペースト、ピューレに加工された物も含め、製菓・製パンや、カレー、ソース、あんこ等加工食品用として、また保水剤として幅広く用いられています。

カリフォルニアプルーン協会のホームページ(日本語)

商品一覧

  • カリフォルニアプルーン
    (種抜き)

    プルーンの中にある種を、サンスウィート方式と呼ばれる、種の残存率が低い機械で抜いてあります。
    保存料としてソルビン酸を添加したものと、保存料無添加のものがあります。

  • ダイスドプル-ン

    サンスウィート方式と呼ばれる、種の残存率が低い方法で種抜きした保存料無添加のプルーンを、刃の間隔を9.6㎜に設定したカッターでダイス状に切ってあります。

  • プルーンビッツ

    種付プルーンをピューレ状に加工し、固めた後カットしてあります。
    種は除去されています。

  • プルーンピューレ

    プルーンを裏漉ししてピューレ状にしてあります。
    ソースやたれの隠し味、チャツネの代用としてまたハンバーグやカレー、シチューにも合います。

  • 業務用種つきプルーン

    ブッフェ、ケイタリング、給食、弁当等、業務用として大量にお使いになる際に便利な、やわらかく加工した小粒の種付プルーンです。

  • 業務用種抜きプルーン

    ブッフェ、ケイタリング、給食、弁当等、業務用として大量にお使いになる際に便利な、やわらかく加工した小粒の種抜きプルーンです。

  • ソフトプルーン(種抜き)

    種抜きのプルーンを1つ1つ個包装してありますので、手をベタつかせる事なくお召し上がりいただけます。
    携帯にも便利です。

  • アルゴドンスペシャル
    (プルーン)

    カリフォルニアの自社および契約プルーン農園で収穫された直後にのみ作られる、大粒でやわらかく、しかもフレッシュ感漂う最高級のプルーンです。
    また、当社が独自に開発した新製法「3段階加熱製法」により製造しています。
    保存料は一切使用していません。
    ※ シーズンパック品のため、販売期間が限定されますので、お含みおきください。

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