SHOEI NEWS2020年 12月号 Vol.250

CONTENTS

商況案内

2020年産カリフォルニア・アーモンド市況

10月末時点での出荷済み数量、成約済み数量の合計は総供給量の53%

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現地時間の11月12日に10月末締めのアーモンドポジションレポートが発表されました。
現地相場の値下がりにより需要が刺激され、2020年度はオープニングの2ヶ月で大幅な出荷増(8月前年比130.7%、9月前年比133.0%)となっていましたが、10月もその流れを受け、1ヶ月間の出荷数量として過去最多となる309百万ポンド(前年同月比116.6%)が出荷されました。
出荷内訳としましては、米国内向けが74百万ポンド(前年比118%)、海外輸出向けが236百万ポンド(前年比116%)となっており、国別では下表の通り、インド、中国/香港、スペイン、ベトナム向けが増加しています。特に、カリフォルニアアーモンドの最大の輸入国であるインドでは、年々健康面への配慮から植物性たんぱく質を好んで摂取する機会が増えており、またアーモンドのような良質な食品を継続して摂取することが免疫力を高めると考えられていることから、中流階級を中心に消費が伸びているようです。このため、同国には10月末までのわずか3ヶ月間で、前年度の年間累計出荷量(255百万ポンド)の57.1%に及ぶ、146百万ポンドが出荷されています。
現地相場に関しましては、2020年産が過去最大の豊作見込み(30億ポンド:約136万トン)であることや、新型コロナウイルスの感染拡大による需要の先行き不透明感などから、春先以降は買い手が当用買いに徹する形となり値下がり基調が続いていました。
この相場の値下がりによって需要は徐々に回復し、新年度となる8月以降は上記の通り出荷量が大幅に増加したことから、9月中旬には引き合いが殺到し、現地相場を押し上げる形となりました。特に、2020年産が小粒傾向であることが明らかとなったノンパレル種は、25/27や23/25(いずれも1オンス28g当たりの粒数)といった中粒~大粒サイズはオファーが取り難くなるなど、売り手に優勢な状況となりました。
しかしながら、その後は引き合いに一服感がみられたことから市場は再び模様眺めの状況が続いています。実際に、10月の成約数量も250百万ポンド(前年比84.7%)と落ち着いているようです。
ただし、10月末時点での出荷済み数量と成約済み数量の合計は17億97百万ポンドとなり、2020年産の予想総供給量33億90百万ポンド(繰越し含む)に対し約53%が既に販売済みということになります。大幅な供給増という背景ではありますが、需要は確実に伸長していることから、今後も現地相場の動きには注視していく必要があります。

2020年カリフォルニア産レーズン状況

2020年産の収穫見込みは前年度比約17%減となる211,155ショートトン

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現地カリフォルニア州フレズノでは、9月の天日乾燥期に熱波による山火事の煙の影響で日光が遮られ、例年より乾燥に若干時間を要しましたが影響は軽微で、降雨に見舞われることなくレーズンの天日乾燥は終了しており、2020年産の品質は良好との情報が入っています。
カリフォルニアレーズン協会は、2020年産の収穫見込みを前年度比約17%減となる211,155ショートトンと、また、栽培面積については2019年産の142,000エーカーから125,000エーカーへ減少と発表いたしました。繰入在庫を含めた2020/2021年度の総供給量は、前年度比約11%減の約350,000ショートトンとなる見通しです。
同協会発表の出荷量ですが、2019/2020シーズンは241,876ショートトンで前年度比23%増となりました。中でもアメリカ・カナダの北米向け出荷量が前年比27%増と伸びており、アメリカ国内のコロナウイルス蔓延による"巣ごもり需要"が増加要因として挙げられます。
2020/2021シーズンは8月~10月末までの累計3ヶ月で62,508ショートトン(前年同期比約11%増)、北米向け出荷が前年同期比14%増と依然好調で、需要増を牽引しています。
需給バランスがタイトになりつつあることを背景に、採算面で厳しい現在の価格帯から脱出を図りたい農家の意向がオファー価格へ反映され、相場は徐々に上げ基調へ動いてます。2021/2022シーズンへの繰越在庫は100,000ショートトン程度へ減少する可能性があり、今季の中盤~後半は、更にタイトになる次年度の需給バランスを見据え、更に相場が上昇する可能性が考えられます。

フィリピン・ココナッツ市況

価格指標となるココナッツオイル相場が高騰

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フィリピンでは、3月中旬に新型コロナウイルスに伴う移動制限が発令され、5月中旬頃まで全土で厳格なロックダウンが実施されました。その後は、各地域の感染状況に応じた4段階の移動規制レベルが設けられ、徐々に緩和されつつありますが、依然として2000~3000人/日規模の新規感染者が発生しています。
現地製造工場の稼働、船積みは規制緩和によりほぼ平常通りに回復していますが、フィリピンは新型コロナウイルスへの対応が一段と厳しい国として知られているため、規制が再度引き上げられる可能性があり、現地の状況には引き続き注視が必要です。
弊社が取り扱っているフィリピン産ココナッツ製品の価格指標となるココナッツオイル相場につきましては、移動規制(ロックダウン)が発令された2020年3月後半から上昇傾向にあり、3月中旬の約850ドル/MTから2020年10月末には約1,200ドル/MTまで高騰しています。
これは、移動制限によって、農家や集荷業者の稼働が著しく落ち込んだことが要因とされており、今後、原料集荷量の回復までは時間を要するとみられています。
弊社ではデシケートココナッツやココナッツミルクパウダー、ココナッツクリーム、ココナッツオイルなど豊富な商品ラインアップを取り揃えており、現地の各製造メーカーと密に連絡を取りながら、安定供給に努めておりますので、新規のお引合いがございましたら、弊社営業担当者までお問合せくださいます様、お願い申し上げます。

2020年産韓国栗市況

2ヶ月にわたる長雨、台風等の影響で南北産地ともに凶作

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2020年産の韓国栗収穫は、6月末日から8月中旬までの約2ヶ月間の観測史上最も長期間の日照不足およびその後の酷暑、台風等天候不良により今期栗の作柄は例年の5~6割という大凶作の年となりました。原料価格は早生、中生、晩生全周期を通して高値で推移しており、原料相場は昨年比30~40%値上げとなり、各社は当初予定していた数量の7割しか買い付け出来てない模様です。
また、収穫量が大幅減少の上、小粒傾向で、韓国国内需要向けに大粒栗が高値で流通され、日本向けに輸出する加工用は小粒が主体となり、マルM、M、L等のサイズについては供給不足の可能性が出てきています。
このような事情から弊社としましては、不本意ながら価格改定(値上げ)を実施させていただくこととなりました。新物製品の価格については等級・サイズにより異なりますので、お引き合いの際は弊社営業担当者までお問合せくださいます様、お願い申し上げます。

2020年産中国栗市況

生育不良によって約2~4割減産

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2020年産の中国丹東栗の栽培前期におきましては、好天候に恵まれて昨年より多くのイガ付きが見られました。しかし、8月以降に連続的に雨が降り、それに伴う日照不足や気温の低下に影響され、部分的な生育不良が起きました。更に連続降雨の影響で病虫害防除対策の効果が薄くなり、虫食い栗は昨年より多かった模様です。その結果、中国丹東栗は約2~4割の減産となりました。
原料価格につきましては、収穫初期の和品種価格は昨年より約10%~15%の値上げでスタートし、更に中盤から堅調な中国国内消費に支えられ、収穫全般において昨年比約15%の値上げとなりました。
在来品種は和品種と同様で約15%値上げの初期原料価格となっていましたが、日本からの発注減に大きく影響され、最終的に昨年並みの原料価格となりました。
上記のような事情から若干の値上げが必要となりますが、コロナ渦の中引き続き弊社中国栗甘露煮製品をご利用いただくために、据え置きとさせていただきます。
なお、製品価格は等級・サイズにより異なりますので、弊社営業担当者までお問合せくださいます様、お願い申し上げます。

2020年国産栗市況

台風直撃の影響で熊本県産は2~3割減

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2020年の国産栗は収穫直前の予想では“小粒傾向”、“作柄は平年作~微増”、“コロナ禍で国内需要が弱い”ことから、前年並みの価格でスタートし、徐々に値下がりするとの見方が強い状況でした。
茨城県産については中生が例年よりも少ない状況でしたが、10月に入って晩生の収穫が好調に推移しました。トータルの収穫量は台風の影響で減産となった前年から回復し、平年並み以上の収穫量と言われています。
一方で熊本県産は台風10号が九州地方を縦断し、前年比2~3割の減産と言われており、市場価格も前年よりも高値で推移しました。熊本県全体としては前年よりも原料栗の価格は値上がりとなった模様です。
弊社は茨城県、熊本県の栗を調達し、株式会社京まろん天草工場で和栗ペースト加工を行なっております。
今期も台風の影響などはありましたが、原料栗は十分に確保できましたので、和栗ペーストをご検討の際は弊社営業担当者までお問合せくださいます様、お願い申し上げます。

商品案内

ニュージーランド産 フォンテラ社 無塩シートバターのご案内

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放牧を中心として飼育されている乳牛から搾られる生乳が原料のグラスフェッド無塩シートバターです。
温暖なニュージーランドは、乳牛の放牧に最適。ニュージーランドの乳牛にとって牧草こそが自然の食べ物なのです。
バターの風味を活かしたパンやケーキ、お菓子にと、プロのこだわりにお応えいたします。

※最終商品、販売ラベルやポップ等にグラスフェッドバターとご記載いただく際は、「季節的な要因により一部配合飼料を与えているタイミングがある」旨を追記いただけます様、宜しくお願い申し上げます。

NZ産 Fonterra社無塩シートバター
原材料名 生乳
原産国  ニュージーランド
荷 姿  1kg×20枚(20kg/ケース)
サイズ(mm)単 体:318×310×12
      ケース:321×315×248
賞味期限 製造後730日間
保存方法 要冷凍 

※1kgシート品の裏面に全て内袋補強用として白色シールを添付しておりますのでご注意をお願いいたします。

NZ産 加塩バター454g×20、NZ産 食塩不使用バター454g×20、NZ産 食塩不使用バター5kg×4も取り扱いしております。


■世界で高く信頼される乳製品サプライヤー「フォンテラ」

フォンテラは生乳取扱量約2,200万トン、140ヶ国に約300万トンの原料乳製品販売を誇る、世界最大の乳製品輸出企業です。
日本の輸入バターでもトップシェアを維持しています。
フォンテラのバターは、ニュージーランドの雄大な自然の中でのびのびと飼育された 
牛(=グラスフェッド)のミルクを原料として使用し、徹底した品質管理のもとに作られます。


●グラスフェッドとは? 

牧草(=Grass)を食べて(=Fed)育つこと
放牧を中心として飼育される乳牛から搾られる生乳が原料です。

ドライミックスフルーツのご案内

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ドライフルーツは健康や美容意識の高い女性をはじめとした根強いユーザーからの支持を得ており、近年では、料理やお菓子作り、パン作り等を楽しまれているユーザーが増え、使用用途が広がっています。
また朝食でシリアル、ヨーグルトを喫食するシーンが増え、ドライフルーツの需要が高まっております。ドライフルーツの中でも汎用性の高いミックス、レーズン、ベリー、トロピカルのバラエティに富んだ商品をご案内いたします。


■ミックスフルーツ

原材料名 レーズン、糖漬け乾燥クランベリー(クランベリー、砂糖、植物油脂)、糖漬け乾燥パパイヤ(パパイヤ、砂糖)、糖漬け乾燥パインアップル(パインアップル、砂糖)/酸味料、酸化防止剤(亜硫酸塩)
荷  姿 12kg(1kg×12袋)、12kgカートン
賞味期限 12ヶ月(加工日を含む)
保存方法 冷暗所
製造工場 株式会社京まろん 水海道工場

カリフォルニアレーズン(アメリカ)、グリーンレーズン(中国)、クランベリー(アメリカ)、パパイヤダイス(タイ)、パインアップルダイス(タイ)をミックス。


■レーズンミックス

原材料名 レーズン、レーズン(干しぶどう、植物油脂)
荷  姿 12kg(1kg×12袋)
賞味期限 12ヶ月(加工日を含む)
保存方法 冷暗所
製造工場 株式会社京まろん 水海道工場

カリフォルニアレーズン(アメリカ)、ゴールデンレーズン(トルコ)、グリーンレーズン(中国)をミックス。
定番のドライフルーツ、1種類のレーズンより見た目や風味にもアクセントになります。


■ベリーミックス

原材料名 糖漬け乾燥クランベリー(クランベリー、砂糖、植物油脂)、糖漬け乾燥ブルーベリー(ブルーベリー、砂糖、植物油脂)、糖漬け乾燥いちご (いちご、砂糖、ぶどう糖)/酸味料
荷  姿 12kg(1kg×12袋)
賞味期限 12ヶ月(加工日を含む)
保存方法 冷蔵
製造工場 株式会社京まろん 水海道工場

クランベリー(アメリカ)、ブルーベリー(アメリカ)、ストロベリー(中国)をミックス。
人気のあるベリー3品をミックスしました。


■トロピカルミックス

原材料名 糖漬け乾燥パパイヤ(パパイヤ、砂糖)、糖漬け乾燥パインアップル(パインアップル、砂糖)、糖漬け乾燥マンゴー(マンゴー、砂糖)/酸味料、酸化防止剤(亜硫酸塩)
荷  姿 12kg(1kg×12袋)
賞味期限 12ヶ月(加工日を含む)
保存方法 冷暗所
製造工場 株式会社京まろん 水海道工場

南国イメージのパパイヤダイス(タイ)、パインアップルダイス(タイ)、マンゴーダイス(タイ)をミックス。
甘さと酸味がバランスよく調和されています。


あらかじめミックスされた商品となりますので、ユーザー様にて各原料を購入・混合する手間が省けます。
商品サンプル及びリーフレットをご用意しておりますので、営業担当者までお問合せくださいます様、お願い申し上げます。

正栄だより

Sweets News

パティスリー ハヤトヤマダ

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 北総線の秋山駅から徒歩3分ほどの場所にあるパティスリーハヤトヤマダは大通り沿いを歩くと見えてくる鮮やかな黄色の屋根がひと際目を引きます。ガラス張りの外観からは店内の様子もわかりやすく、色とりどりのケーキや焼き菓子が綺麗にディスプレイされています。    
2018年12月にオープンし、地元の方はもちろん、ペニンシュラ時代からのファンであるお客様も足を運ぶほどの人気店として、早くも地域では欠かせないお店へと発展を遂げているようです。
今回はマロングラッセコンステラシオンを使用したパウンドケーキとマカロンをご紹介いたします。

 ケークマロンには飾りとして使用しています。そのまま食べても美味しいコンステラシオンを綺麗に並べて飾り付けています。冷蔵保存をしてもグラッセ(糖衣掛け)が泣かないことと、食感も気に入っています。パウンドケーキはベースがシンプルな分、どれも上に乗せる飾りを手の込んだものにしてショーケースに並べ、華やかに見せています。
 マカロンはカシスと栗の素材を組み合わせています。カシスのバタークリームを絞った中心にコンステラシオンを乗せて、マカロン生地でサンドをしています。コンステラシオンは味がしっかりと感じられるので酸味のあるカシスのクリームとも相性が良く、クリームにもなじんで一緒に食べた時に一体感が味わえます。現在、マカロンはセット販売のみです。
 コンステラシオンは日持ちもしますし、そのまま食べても非常に美味しく、加工せずに使用することが出来、とても作業効率が良い製品だと思います。

 新商品を作るうえで大事にしていることは、味と食感のバランスです。シンプルに美味しいことはもちろんですが、お客様が家まできちんと持ち帰れるようなケーキの柔らかさや食感を考えて作っています。季節感も大事に、たくさんの市場を見てさまざまなインスピレーションを受けながら、新しいお菓子作りに役立てています。
 今後はショーケースを増やしてボンボンショコラやマカロンのバラ売りなど商品のバリエーションも増やし、お客様が来店する度に楽しめるようなお店にしていきたいです。

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