SHOEI NEWS2021年 6月号 Vol.256

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商況案内

2021年産カリフォルニア・アーモンド第一次収穫予想

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現地時間5月12日にNASS(米国農業統計局)より2021年産カリフォルニア・アーモンドの第一次収穫予想が発表されました。同レポートによりますと、2021年産の収穫予想は32億ポンドと、過去最高となる2020年産の収穫実績30億98百万ポンド(4月末現在)を更に3.3%上回る予想となりました。
発表前までは、2020年産が豊作であり木々が疲弊していることや、水不足の問題などが取り沙汰され、業界では28~29億ポンド程度(減産)になるとの見方が大勢を占めていたため、市場関係者には驚くべき数字となりました。
実際に、予想単収は2,410ポンドと2020年産の2,490ポンドより3.2%下回る予想となってはいますが、収穫予想面積が2020年の125万エーカーから6.4%増加し133万エーカーとなっていることから、増産予想となっています。

<第一次収穫予想>
2021年産
予想収穫量 32億ポンド
予想収穫面積 133万エーカー
予想単収 2,410ポンド/エーカー

産地カリフォルニアでは、降雨や積雪が例年よりも少ない乾燥した冬季を経て、温暖な気候の中でアーモンドの開花時期を迎え、2月下旬から3月上旬にかけて満開となりました。
開花期間中は、複数の品種で開花が重なる期間が長かったことから、ミツバチの受粉活動は十分に行なわれたようです。
開花終盤には降雨や風、雹などに見舞われた地域もありましたが、4月以降の恵まれた天候により生育が進み、病害などの発生も少ない模様です。
なお、第一次収穫予想は生産者に対する電話での聞き取り調査を基に算出しています。農園での立ち入り調査結果によって算出される最終収穫予想は、現地時間7月12日に発表される予定です。
また、第一次収穫予想の発表前日に4月末の締めのアーモンドポジションレポートが発表されました。上述の通り、2020年産の収穫量は30億98百万ポンドと、前年同月の25億34百万ポンドに対し122.3%となりました。
一方で、4月末までの累計出荷量は22億29百万ポンド(前年比119.6%)となり、また、4月末時点での現地在庫の成約済み数量は、7億24百万ポンド(前年比145.2%)となりました。
この累計出荷数量と成約済み数量を合わせると29億53百万ポンドに達し、2020年産の収穫量(ロス2%差引後:30億36百万ポンド)の約97%が販売済みということになります。

2020年度となって9ヶ月(2020年8月~2021年4月)が経過していますが、この間で出荷量が前年を割れた月は1月のみで、2月以降の3ヶ月間の出荷量だけでも、5億39百万ポンドと前年同月の3億70百万ポンドを大きく上回っています。
とりわけ、中国、UAE、インド向けの殻付きの輸出が好調で、剥き実も25/27以上のサイズやノンパレル種は手当てが難しい状況となってきており、新物価格も現行クロップに対しポンド当たり5~10セントプレミアムがつく形で売買されています。
また、カリフォルニア州では10月下旬から3月中旬までは雨季となりますが、2019年度より2年連続で降水量が少なかったことから貯水池の貯水量が減少し、旱魃が深刻化しています。
現在、カリフォルニア州では41の群で旱魃緊急宣言が発令され、節水の指示が出されています。
アーモンド農園で使用する水についても取水制限がかけられ、水の価格も高騰していることから、現在の相場レベルでは経済的に成立しなくなってきており、一部の農家では現段階で生育中のアーモンドの木を伐採しているところもある模様です。
こうした背景から、第一次収穫予想が豊作予想とはなったものの、現地相場については値下げ圧力が少なく、当面堅調に推移しています。

2021年産オーストラリア・マカデミアナッツ市況

第一次予想収穫量50,770トン(殻付きベース)と発表

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2021年2月下旬にオーストラリアマカデミア協会より、2021年豪州産マカデミア収穫量の第一次予想が発表となり、殻付きベースで50,770トン(2020年産対比108%)と増産見込みとなりました。
2021年産の生育状況は昨年に比べ良好ですが、地域ごとに異なる状況とのことです。南部のニューサウスウェールズ州ノーザンリバーでは、降雨量も適切で全体的に殻付きナッツのサイズは大粒傾向ですが、殻が厚く、実の歩留まりが悪い可能性があるため、剥実の生産量としては、昨年よりも減少する見込みです。
また、豪州最大の生産地域である北部のクイーンズランド州バンダバーグでは、品種によっては減産になるとの見方もありますが、バンダバーグとその周辺地域で新たに作付けした農園からの増産分にてカバーされ、昨年並みの収穫量になると予想されています。
またINTERNATIONAL NUT AND DRIED FRUIT COUNCIL(INC/国際ナッツ協会)によると世界のマカデミア生産量(殻付き)は、2021年産は昨対106%と増量予想となっています。
オーストラリア以外の主要産地の状況としては、南アフリカは前年並、ケニアについては、干ばつが解消される見込みのため、増産予想となっています。
また、近年収穫量を伸ばしている中国産に関しては、今後10年間も継続的な増産見込みとなっており、2030年には100,000トンを超えるものと予想されています。

オーストラリアからの現地情報によると、世界の生産量は今後5年で現在の倍になると言われていますが、天候不順がマカデミアの生育に大きな影響を及ぼすこともあり、生産量の推移については、今後注視していく必要があります。
直近の需要状況については、世界的なコロナ禍の影響により、家庭内需要が増加したことで、スナック市場が伸長しています。
またパンデミックによって「健康と日常生活における小さな喜び」に対する意識、需要が高まったことにより、世界各国にてマカデミアを使用した新商品が発売されており、乳製品(ヨーグルト、チーズ)の代替品、食肉代替品、スキンケア商品等多岐に渡っており、今後の需要増が期待されます。
2021年産の相場としては、増産見込みを受けて弱含んでのスタートにはなっていますが、市場状況によっては相場動向に変化があると思われますので、引き続き注視が必要です。

海外乳製品市況

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海外乳製品相場は12月までにコロナ前の水準を回復し、その後も上昇を続けています。
例外的に異なる動きを見せたのが急激なペースで上昇をして直近で反落したNZバターのみとなります。
コロナの影響が軽微な中国を中心とした新興国需要が牽引してNZ相場から上がり、それに引っ張られるように欧州相場も上昇してきました。
また、コンテナの偏在による物流の混乱も需要者の先押さえに拍車を掛け相場を引き上げたことも影響しました。
製品別にみた場合、バターは前述の通りNZ相場は下落しましたが欧州相場は水準を維持しています。
NZは過去最高値となった2018年のUS$6,000/mt近くまで早いペースで上昇したため需要家からの抵抗で直近は急落しました。
NZと欧州はほぼ拮抗した相場となりこの均衡は続くと予想されます。NZ産はFOB$5,035/mt近辺、欧州産はFOB$4,780/mt近辺となっています。
全脂粉乳・脱脂粉乳ともにバター同様に中国需要でNZ相場から値上がりし欧州が追いかけています。
NZ産全脂粉乳はFOB$4,120/mt近辺、脱脂粉乳は$3,430/mt近辺、欧州産全脂粉乳は$4,010/mt近辺、脱脂粉乳は$3,170/mt近辺となっています。
一部で上昇に歯止めがかかっているものの、ワクチンの普及と共に業務用需要が回復傾向を見せると予想され、引き続き注視が必要になります。

国内乳製品市況

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引き続き国産乳製品の在庫が高い水準にあり、特にバターと脱脂粉乳とホエイは高水準となっています。
3月末の推定在庫量はバターで約38,900トン(前年比135%)となり、脱脂粉乳は約81,200トン(前年比106%)となっており、非常に高い水準にあります。
2020年度の生乳生産量は約744万トン(前年比101.0%)と2年連続増産となっており、牛乳向けはほぼ横這い続きのため増産した分だけバター・脱脂粉乳などの加工品に回ったことが背景にあります。
また、コロナの影響で学校給食向けの牛乳の需要が落ち込んだことで一時的に更に加工品に向けられました。
以前お伝えした通り、脱脂粉乳の在庫解消をすべく農林水産省が拠出する飼料転換補助金や粉乳調製品からの転換補助金は2万トン以上分の削減効果がある予算となっており、2021年前半で効果が出ると見られています。
ただ在庫は依然として高水準で推移する見込みです。
また、バター向けの補助金の拠出も決まり約8,000mtの在庫削減効果を見込んでいますが、脱脂粉乳同様に生乳生産量増から在庫は高い水準が続くと予想されます。
来年度も生乳生産量の増産が見込まれ長期化の可能性もございます。
弊社では前述のバター向け補助金を使った国産バターを輸入バターの置き換えや新規商品向けであれば条件付きながらも安価でご案内することも可能ですので、ご興味ある各お得意先様がございましたら、弊社営業担当者までお申し付けください。

商品案内

フランス産 Sill社発酵バターのご案内

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ヨーロッパでは発酵バターの方が一般的です。
多くの発酵バターは、バターの出来上がり寸前に乳製品発酵液を注入して発酵風味を付ける「後発酵」製法であることに対し、Sill社では殺菌後の生クリームに乳酸菌を添加し、時間をかけて発酵することにより、バター特有の風味やコクが強く感じられます。
その独特の風味は様々な料理を引き立て、フランスではミシュランの星が付くレストランのシェフ達に愛用されているだけでなく、フランス国内においても高い評価を受けております。
今回、新規取扱商品としてフランス産Sill社の発酵バターを輸入いたしましたので、ご案内いたします。

原材料名 生乳
原産国 フランス
製造者 Sill
荷姿 25kg
賞味期限 製造後24ヶ月
保存方法 冷凍(-18℃以下)


酪農からバター作りまで全て一環に行なうフランスのバターブランド「Le Gall」

製造者のSill社は1962年に設立され、フランスの中でも乳製品の主要生産地であるブルターニュ地方で長年ヨーグルト、クリームチーズ、バター等各種乳製品の製造を行なう家族経営の企業です。
製造工場から40km圏内に位置する約500軒の契約農家からのみ集乳し、年間26万mtの生乳を処理しております。
Sill社の発酵バターはLe Gallのブランドで販売しており、日本でもクリームチーズは 有名洋菓子店でも採用されるほど名高いブランドです。
Le Gallブランドの乳製品は世界でも最も有名な展示会の1つである「Paris International Agricultural Show」において、直近40年以上にわたり、毎年入賞しています。

エキストラバージンオリーブオイル9g 使い切りタイプのご案内

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Basso社は1904年にイタリア南部カンパーニア州アベリーノ県で創業した老舗のオリーブオイルメーカーで、1世紀以上にわたり良質なオリーブオイルを生産しています。
この度、弊社オリーブオイルのラインナップとして、新たに使い切りタイプの小袋オリーブオイルの取り扱いを開始いたします。
この商品は個包装された使い切りタイプのオリーブオイルで、芳醇な風味が広がります。

コロナ禍における食生活の変化に伴う需要として、「テイクアウト・デリバリー・宅配商品への添付」、「ヘルシー志向のサラダのドレッシングとして」、「感染対策としてレストランの各テーブル調味料の廃止の代わりに提供」といった様々なシーンでご利用いただける商品となります。


原材料名 食用オリーブ油
内容量 (9g×100袋)×10箱、(9g×100袋)×4箱
原産国名 イタリア
賞味期限 製造後24ヶ月
保存方法 常温
小袋サイズ 約H110mm×W35mm


Basso社オリーブオイルの特長

オリーブオイルは、品種や収穫時期によって出来たオリーブオイルの風味も大きく異なります。
商品として一定の風味をコンスタントに維持するために、「ブレンド」が行なわれ、Basso社ではテイスティング資格を有したパネラーや責任者による優れたブレンド技術によって、常に安定した製品の供給に努めています。
安定した品質は他のお客様からも評価されており、日本でもパスタソースを製造する大手メーカー、CVSベンダー、スーパーマーケットのPBボトル等に広くBasso社のオリーブオイルが使用されております。


弊社取り扱いオリーブオイル ラインナップ

エキストラバージンオリーブオイル  PETボトル
3L PET×4、1L PET×12、500ml PET×12
地中海沿岸地方等の太陽と大地が育んだ、オリーブから搾りました。芳醇な香味が引き立つよう、バランスよくブレンドしております。
用途:パスタ、ピザほかイタリア料理全般、サラダ、マリネ、ドレッシング、パン等

ピュアオリーブオイル   PETボトル
5L PET×4、1L PET×12、500ml PET×12
エキストラバージンオイルと精製オリーブオイルをブレンドしました。芳醇な香味を残し、マイルドに仕上げたオイルです。
用途:炒め物、揚げ物等

PETボトルの特長
・使用後の容器は簡単に潰せ、廃棄が容易 ・缶と比べ軽量のため、取り扱いが容易
・錆びないので、衛生的に使用可能    ・落としても破片の飛散がない


フレーバーオイル
チリペッパー、トリュフ、バジル、レモン
250ml瓶×12
料理に合わせて手軽に風味付けができるフレーバーオイルです。
パスタやピザ、肉・魚料理、サラダ、炒め物や焼き物などに幅広くご利用いただけます。
用途:パスタ、ピザほかイタリア料理 全般、サラダ、カルパッチョ、ドルチェ等

オリーブオイルを使用した料理・パンのレシピ、リーフレットをご用意しております。
弊社営業担当者までお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。

デーツピューレのご案内

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最近、人気がでてきているデーツは、中近東諸国で生産されるナツメヤシの実をドライフルーツにしたもので、スーパーマーケットでも見かけるようになり、注目度の高い商品となっています。
ラマダン(断食月)明けに最初に食べるものはデーツといわれるほど、中東の人々にとっては欠かせない食べ物です。
黒糖のような濃厚でコクのある甘さが特長で、スナックや砂糖代替え(ピューレ)としても使用されています。

デーツピューレ

パキスタン産アセール種の種抜き・選別(目視・X線検出機・金属検出機)されたデーツを原料とし、株式会社京まろん天草工場にてピューレ状に加工した商品です。
天然の甘味、コクをつける付加価値の高い製品、砂糖の代替品としてご利用いただけます。
デーツ本来の甘さを存分に引き出すために糖度を47±2%と高めに設定しました。
また、1kg×10袋と使いやすい荷姿にしているのが特長です。

原材料名 乾燥デーツ(パキスタン製造)
荷  姿 1kg×10袋
賞味期限 製造後12ヶ月
保存方法 冷暗所
糖  度 47±2%

用途:ソース、タレ、ドレッシング、チャツネ、餡子、ヴィーガン製品、シリアルバー、ジャム、製菓・製パンへの練り込み等

※レシピ及び小袋のサンプルをご用意しておりますので、詳細は弊社担当者までお問合せくださいますよう、お願い申し上げます。

正栄だより

Restaurant News

MENSHO

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食欲をそそるような彩りの良いラーメンが楽しめる「MENSHO」。
おひとり様や女性でも気軽に入りやすいオープンキッチンのおしゃれな店内で、食材にこだわった美味しいラーメンをお楽しみいただけます。
今回は濃いアーモンドミルク(濃厚プレーン)を使用した「和牛担々麺」と「和牛カレー」をご紹介いたします。

「和牛担々麺」は上質な辛みと痺れ、自然な甘みと旨味をご堪能いただけます。
3種の唐辛子・四川山椒・八角・ジンブー・胡椒・香味野菜で仕込んだ自家製のラー油に練った煎り胡麻の香りとコクを合わせ、そこに黒毛和牛でひいたダシとアーモンドミルクを加えます。
鹿児島県産の黒毛和牛を低温調理で長時間火入れした柔らかいチャーシューと自家製の挽きたての香り高い細麺がとてもよく合います。
アーモンドミルクを使用することで自然な甘みとコクが増したスープに仕上がります。また、担々麺自体の栄養価も高めることができ、罪悪感なく担々麺をお楽しみいただけます。
「和牛カレー」はインドから取り寄せたスパイスなどを15種類使用し、独自でブレンドしたものに黒毛和牛で煮出したスープ、アーモンドミルクを合わせた本格的なスパイスカレーです。
アーモンドミルクを加えると生クリームや豆乳にはない自然な風味で甘みが引き出せますし、スパイスとの調和も取れ、素材の味を邪魔することなくコクを増すことが出来ます。

MENSHOで大事にしていることは、「FARM to BOWL」です。これは食材と生産者に敬意を払い、日本の海や畑で採れた新鮮な国産食材を使用し、生産者とお客様の距離を縮めるという意味です。
美味しく、無駄なく、愛情を込めてラーメンを作ることを心がけています。

最近は国内の健康志向の広がりが見られます。
来店していただいたお客様には栄養価が高く、美味しいラーメンを召し上がっていただきたいです。
今後はそういったお客様のニーズに応えられるように健康的で美味しいラーメンの提供とメニュー開発を進めていきます。

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