ヘーゼルナッツ
ヘーゼルナッツは、紀元前300年頃からトルコ北部の黒海沿岸地域に自生しており、今でもギレスン地方やトラブゾン地方が生産の中心となっており、全世界の3/4近くの生産量を誇っています。
トルコ産ヘーゼルナッツは、脂肪含有率が高く風味も良い丸い形のギレスンクオリティーが主流です。
ヘーゼルナッツは独特の風味と食感を持ち、アーモンド、カシューと並び世界三大ナッツの1つとなっています。
ご注意
※ ヘーゼルナッツのホール品およびカット品は篩掛けをしてサイズ選別を行なっていますが、商品名および説明文に記載されている篩のサイズはあくまで目安で、
これを外れた物も含まれる事がありますので、予めお含みおきください。
詳しくはこちら
ヘーゼルナッツとは
カバノキ科ハシバミ属に属し、学名をCorylus avellanaと呼ぶ落葉低木です。
南ヨーロッパから西アジアを原産とするナッツで、石器時代から食べられていたという説や、紀元前2838年からその存在が知られているという説があります。
ヘーゼルナッツの伝説
ギリシャ神話に登場する青年神であるヘルメスが持つケリュケイオンという杖の頭にはヘルメスの翼が飾られ、柄には2匹のヘビが巻きついていますが、ヘーゼルとこの杖との関連が深いとされています。
アダムとイブが神から与えられたヘーゼルの枝の力により動物達を創造したという言い伝えがあるだけでなく、古代ローマ時代には平和や繁栄のシンボルとして崇められ、また、シェイクスピアの作品にも登場するなど、色々な場面でヘーゼルが登場しています。
ヘーゼルナッツの生産
紀元前300年頃からトルコ北部の黒海沿岸地域で栽培が始まっていたとされ、ヘーゼルナッツ生産の最適の場所とされるこの地域にあるギレスン地方やトラブゾン地方が今でもヘーゼルナッツ生産の中心となっています。
ヘーゼルナッツにとって、その歴史、栽培、品種、交易は、主要な文明が存在したアナトリア半島から始まっていると言っても過言ではありません。
ヘーゼルナッツは別名フィルバート、コブナッツ、日本では(セイヨウ)ハシバミとも呼ばれ、最大の生産国はトルコで、全世界の70%前後を占め、イタリア、アゼルバイジャン、ジョージア、アメリカと続きます。イタリアが10%前後を占めるものの、他の国での生産はそれほど多くはありません。
黒海の東部、西部には45万ヘクタールの農園が広がり、25万あまりもの家族が、ヘーゼルナッツ栽培にかかわっています。
アメリカには1940年代に輸入され、主にオレゴン州で栽培されていますが、トルコの5%程の生産量にすぎません。
1月に花が咲き、8月の前半から後半にかけ収穫され、その後天日乾燥させてから加工・出荷が行なわれます。
ヘーゼルナッツの種類
トルコ産ヘーゼルナッツには丸形、尖形、長形の3つの種類がありますが、脂肪含有率が高く風味も良い丸い形のギレスン(Giresun)クオリティーが主流となっています。
ギレスンクォリティー以外のヘーゼルナッツはレヴァント(Levant)クォリティーと総称されます。
丸形の中でも、トンブル(ラウンド)種、パラズ種、ミンジャネ種等のヘーゼルナッツが生産量の大半を占めています。
世界三大ナッツ
ヘーゼルナッツは独特の風味と食感を持ち、アーモンド、カシューと並び世界三大ナッツの1つとなっています。
商品一覧
-
ヘーゼルナッツ皮付13/15㎜
トルコ現地にて脱殻し、振動スクリーンにて選別されたホール品です。
15㎜径の網を通過し、13㎜径の網を通過しない大きさの物が主体です。 -
ヘーゼルナッツ皮付13/15㎜
イタリア現地にて脱殻し、振動スクリーンにて選別されたホール品です。
15㎜径の網を通過し、13㎜径の網を通過しない大きさの物が主体です。 -
ローストヘーゼルナッツ皮無
脱殻したヘーゼルナッツを軽くローストし、薄皮をていねいに剥いてあります。
-
ローストヘーゼルナッツ4–8㎜
トルコ現地でローストした皮無ヘーゼルナッツを、国内グループ工場にてカット、篩掛けしてあります。
8㎜径の網を通過し、4㎜径の網を通過しない大きさの物が主体です。 -
ヘーゼルプードル皮付
トルコ産の皮付ヘーゼルナッツを粉砕した後、ロール掛け・篩選別して粉末状にしてあります。
ヘーゼルナッツを100%使用した商品と、コーンスターチを配合した商品があります。
-
キャンディングヘーゼルホール
全形サイズのヘーゼルナッツを糖液で煮詰めた後、フライしてあります。
-
ヘーゼルマッセ
トルコ産の皮付ヘーゼルナッツをローストした後、ペースト状にしてあります。
-
ヘーゼルナッツプラリネマッセ RE
ローストしたヘーゼルナッツと砂糖だけのシンプルな配合のプラリネマッセで、ヘーゼルナッツ特有の香ばしさ、風味が生かされています。